「5年後 働く自分の姿が見えますか?」岩瀬大輔ほか著
■若者たちは「老後」どころか「5年後」が心配
40代以下の著者陣による本書のタイトルからも、いまの若者世代の切迫感が伝わってくる。若者たちにとって重要なのは「老後」ではなく、たった「5年後」なのだ。育児と仕事の両立を掲げて厚生労働省「イクメンプロジェクト」座長も務めた駒崎弘樹は、本書で男女ともに育児休暇を根付かせる「働き方革命」を提唱している。少子高齢化の日本で最も必要な提言である。
(KADOKAWA 819円)