「アナウンサーが読む聞く教科書 山川詳説日本史」笹山晴生著、五味文著彦、高埜利彦著、 佐藤信著 「同 山川詳説世界史」木村靖二著、岸本美緒著、佐藤次高著

公開日: 更新日:

■ビジネスマンのための“耳”から覚える歴史教科書

 時代劇を見たり、中東諸国の成り立ちからくる複雑な情勢を耳にするたびに、“歴史の勉強をもっと真面目にしておけばよかった”と思うことはないだろうか。

 とはいえ、今さら学生向けの勉強の本を買っても、読む時間があるかどうか……という忙しいビジネスマンに最適の教科書がある。山川出版社が発行する「アナウンサーが読む聞く教科書 山川詳説日本史」と、「同 山川詳説世界史」(各2500円)だ。

 いずれも、2013年度版の高等学校の検定教科書をベースとしており、アナウンサーがこれを朗読した音源が1枚のCD―ROMに入って、400ページ以上ある教科書にセットされている。CD―ROMはMP3形式で、パソコンで再生するか、MP3対応のモバイル機器やデジタルオーディオプレーヤーに転送して聞ける。

 音源は、日本史で全13章14時間30分、世界史で全16章16時間20分にも及ぶ膨大なものだ。

 ただし、各章ごとに音源が分割されているため、聞きたい章だけを選んで転送できるのが便利。気になる章を聞きながら通勤し、自宅に帰って改めて教科書を読めば、耳と目から内容が頭に入ってきて、短時間でも効率的に理解が進むというわけだ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”