妻まゆ美さんが訴えた 根強い警察不信と萩原流行の名誉回復
今年4月にバイク事故で亡くなった俳優の萩原流行さん(享年62)の妻・まゆ美さん(62)が1日、弁護士とともに会見を開催。1時間半に及んだ会見終了間近、夫が生前愛用していたジャケットを羽織り、こう締めくくった。
「事故の原因を明らかにしてほしい。萩原流行という俳優の名誉回復が一番の願いです」
この日は前回、フジテレビが“ルール違反”し、会見の様子を生放送中継するスッタモンダが起こったため、まゆ美さん自身が見つけた“生中継OK”という場所で会見が開催。趣旨や重点を自ら書き込んだホワイトボードをもとに、今日に至るまでの経緯を説明したのだが、印象的だったのは、「荻窪警察の逆恨み」などと警察に対する憤りや不信感を何度も口にする姿であった。
というのも、13年1月、萩原の運転する自動車が自転車と接触事故を起こし、書類送検されたことがあったが、当時は上席検事の立ち会いによる“異例”の現場検証が行われた結果、刑事罰なし、罰金の徴収もなしという形で収束したという。にもかかわらず、今回の事故報道の際、当時の事故も持ち出して、さも萩原が交通事故常習者のごとく報じられたのは「面目をつぶされた警察の意図」というのが、まゆ美さん側の主張であり、「警察の逆恨み」発言につながったというわけだ。
今後は今秋にも始まる公判まで静観する予定だというまゆ美夫人。ただし、捜査の透明性に納得がいかない場合は「刑事告訴も考える」という。無念の死を遂げた“ウエスタン俳優”が安らかに成仏できる日は来るのだろうか……。