「キングコング対ゴジラ」デジタルリマスター版の感激度

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 12年ぶりの日本版ゴジラ「シン・ゴジラ」が夏に公開される今年は、ちょっとしたゴジラブーム(あるいは特撮ブーム)となりそうだ。そのひとつが過去のシリーズ名作の“復活”だろう。

 シリーズの金字塔である「キングコング対ゴジラ」(1962年)がこのほど4Kデジタルリマスター版としてよみがえる。7月14日午後9時から映画館(TOHOシネマズ新宿)で上映される他、衛星放送のスカパー!(4K総合)や日本映画専門チャンネルでも同日同時刻に放映が決まった。

 早速試写を見せてもらったが、細部までくっきりと鮮明に見える映像にまったく惚れ惚れしてしまった。全体の色調のトーンに実に統一感があり、キングコング、ゴジラの造形が、間近に迫ってくるように見えてくるのには掛け値なしに感動した。

 キングコングが潜む南洋の島の茶をメーンにした不気味な色彩、両者の対決の折にインサートされる、透明感ある青空の美しさなど実に申し分がない。巨大ダコがのたうちまわるシーンは、そのヌメヌメ感やあまりに自然な動きに驚かされる。

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