広末涼子 NHKドラマ主演で不倫騒動の巻き返しなるか

公開日: 更新日:

 女優の広末涼子(34)が久しぶりにいい。19日から始まるドラマ10「聖女」(NHK総合、22時~)で初の悪女役に挑んでいるのだが、初回試写を見る限り、かなり期待が持てる内容なのだ。

 脚本家・大森美香書き下ろしのラブサスペンス。連続殺人の容疑がかけられる肘井基子という役どころだが、弁護士(永山絢斗)をめぐって、その恋人(蓮佛美沙子)とドロドロの愛憎劇を繰り広げていく。1日の会見で、制作統括の後藤高久氏は「基子役はぜひ広末さんでお願いしたいという希望がかなった」とキャスティングに自信たっぷり。熱烈な指名を受けた本人も、「同性から共感してもらえる女性像になっているのではないか」と手応えを見せていた。

 たしかに視聴者の心に響く演技を見せている。真の姿は悪女なのか、聖女なのか。世の男を惑わせるミステリアスな女性を演じるが、役柄は実年齢とほぼ同じ設定。薄化粧で目尻のしわも画面いっぱいのアップになるが下手に取り繕うことはない。そんな表情ひとつとっても、年甲斐もなく若作りした田舎のヤンキーママを演じ、大コケしたフジテレビの主演ドラマより、何十倍もリアルである。ベッドシーンもある。残念ながら肌の露出はキャミソール止まりだが、ムチュ、ムチュと卑猥な音を立てたキスシーンは見応え十分。私生活で恋多き女として話題を振りまいてきただけに、見る側の想像をかきたてるのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず