保阪正康 — 著者のコラム一覧

保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康日本史縦横無尽

真珠湾攻撃の「騙し討ち」は日本と戦う世論を盛り上げるための米国の罠だった？

公開日：2021/11/19 17:00　更新日：2021/11/19 17:00

日本軍の真珠湾攻撃で炎上する米軍の飛行場＝1941年12月7日（Ｃ）ロイター＝共同

　昭和史の資料は実際にはほとんど出尽くした感がある。最近は当事者の孫の世代が納屋や倉庫を片付けようとしたら、祖父の資料が出てきたという類いの話が多い。時にはそういう資料をどのようにすればいいか、相談が持ち込まれるケースも少なくない。

　史実はいかに解明されるべきか、あるいは…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

■関連記事