史上最高SPで逃げ切り 羽生結弦転んでも「金」の快挙

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 史上初の快挙で日本の冬季五輪10個目の金メダルをもたらした。

 男子フィギュアスケートフリー(FS)が15日未明(日本時間)に行われ、羽生結弦(19)が178・64点をマーク。初日のショートプログラム(SP)と合わせて280・09点で金メダルを獲得した。フィギュアでは06年トリノ大会の荒川静香以来2人目。男子では初めて頂点に立った。

 前日のSPでは五輪史上最高の101・45点で首位に立った羽生。完璧な演技を披露したSPとは異なり、フリーではいきなりミスが出た。冒頭の4回転サルコーで着地に失敗し、尻もちをついた。続く4回転トーループは決めたもののミスを引きずったのだろう。3回転フリップも着氷が乱れて両手をつき、前半だけで2点の減点。終盤の2回転ループは回転不足となり、演技が終わると悔しそうな表情を見せた。

 SP2位のパトリック・チャン(カナダ)とは3・93点差。逆転されるかと思ったが、世界選手権3連覇のチャンにもらしくないミスが出た。羽生同様、4回転ジャンプで転倒し、最後の2回転でも着地を乱した。フリーの得点は178・10点と伸びず、合計275・62点。

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