【準々決勝プレビュー】手負いの3強 優勝候補が最悪全滅も
W杯ブラジル大会は、いよいよ日本時間5日深夜から準々決勝の戦いが始まる。優勝候補国が順当に勝ち進んだものの、各国のチーム状態を検証してみると、番狂わせの可能性も大いにありそうだ。
●フランスvsドイツ
(7月5日・日本時間午前1時 リオデジャネイロ)
優勝候補ドイツの攻撃をフランスが受け止め、MFマチュイディ(27)、ポグバ(21)らがカウンターで一気に攻め込む展開が予想される。
「総合力ではドイツが上ですが、不安定な最終ラインの連係ミスをフランスにつけ込まれると苦戦するでしょう。ドイツDF陣はバネのある黒人選手のスピードが苦手ですから」(ドイツサッカー協会公認S級指導者の鈴木良平氏)
ともに中3日だが、ドイツは高温多湿都市で1次リーグ、アルジェリア戦延長120分を戦い、チーム内にインフルエンザ禍の疑いが報じられるなど体調面に不安も。ここまで個人最多の25本のシュートを放っているFWベンゼマ(26)擁するフランスに勝機は十分ある。