関西マスコミが部数増に歓喜 「梅ちゃんを使って!」大合唱
「こういうキャラは久しぶりやからね」と言うのは、ある関西スポーツ紙のデスクだ。
阪神で飯を食っている関西のスポーツマスコミにとって、今季はおいしい選手が活躍している。ルーキーの梅野隆太郎(23)。通称「梅ちゃん」だ。
前出のデスクによれば、梅ちゃんが1面にくると販売部数が伸びるという。
だから試合に勝っても負けても、「とにかく梅ちゃんを使ってほしい」というのが、スポーツ紙の本音のようだ。
阪神では鳥谷や藤浪も、もちろん人気はあるのだが、常に冷静な優等生という印象はぬぐえない。
ノリのいい関西人にとっては、コロコロした体格にまるい顔、普通にしててもどこか愛嬌のある梅野の方が親しみやすいのだろう。
そんなわけで、今は梅野グッズが大盛況。新人のグッズ販売は、昨年の藤浪に続き2年連続ではあるが、梅野自身がデザインした梅花がプリントされたTシャツやタオルなどは超バカ売れ。7月初めに増産が決まり、阪神百貨店では24日、わざわざホームページで梅野グッズ入荷のお知らせまで載せている。
27日の広島戦は10試合ぶりにスタメンから外れた。故障ではなく疲労を考慮してのことだが、29日から夏のロードを前にしての最後の地元6連戦。
スポーツ紙だけでなく、球場営業もグッズ販売担当者も梅ちゃんの活躍を願ってやまない。