釜本邦茂氏が不満 「パレスチナ戦で日本が得たものはゼロ」

公開日: 更新日:

 あのパレスチナを相手に4-0か……。何て言えばいいんだろうね。

 テレビが「初戦は難しい。秘密兵器もいる」と危機感をあおり過ぎ、あたかも難敵に快勝したように思ったサッカーファンもいたかも知れない。

 トンデモナイ話だ。ブラジルW杯とメンバーは大きく変わらず、慣れ親しんだ選手同士なのに進歩が見られなかった試合だったと言うしかない。

 サッカーは偶発的なスポーツではない。攻撃にしても、その国ならではのスタイルがあり、そのチームならではの形というものがある。そして厳しいトレーニングを通して攻撃パターンの精度、決定力を上げていく。

 たとえばサイドからクロスをこう上げれば、ゴール前の選手が得意のプレーで確実に決めるといった決め事が浸透していき、それが試合でも発揮されるようになる。

 アギーレ監督は、サイドからのクロスを重要視しているようだが、パレスチナ戦ではクロスを上げてもゴール前に人がいなかったり、いたとしても「取りあえず放り込んでおくか」といった精度を欠いたのばかり。後半28分にパレスチナは10人になったが、結局、後半4分のDF吉田のゴールで打ち止めだった。

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