創設80周年の阪神 江夏豊臨時コーチの“副作用”を懸念の声

公開日: 更新日:

「こういう場を大事にしてほしいよな」

 参加した阪神OBからこんな声が出たという。

 16日に行われた阪神OB有志による「天地会」の懇親会。85年日本一、87年最下位を経験した吉田義男氏、真弓明信氏、岡田彰布氏、中村GMらが集まった会に、和田監督は所用のため、2年連続の欠席となった。

 和田監督は85年に入団し、いまや現役の監督。吉田氏は「和田阪神を盛り上げていきたい」と話した一方、「思うようにやるということ。いかに若手を出すか。ぶれずにやってほしい。巨人が怖がっているのは阪神だから」と注文をつけた。あるマスコミ関係者が言う。

「今季は、球団創設80周年で、日本一から30年。OBたちが優勝、日本一に向けてバックアップ態勢を整えようとしている矢先に、すきま風が吹いては元も子もない。和田監督は1年契約であり、昨季は3位に終われば解任といわれていた。今年はキャンプ、オープン戦から厳しい目で見られる。少しでも負けが込めば、昨季終盤のようにファンやマスコミ、OBからの風当たりが強くなる。しっかりと“外野”を味方につけておくことが大事だ。天地会の面々はスポーツ紙の評論家も多く、発言力もある。酒の一つでも酌み交わして頭を下げておけば、少なからず新聞やテレビで後方支援が期待できただろうに」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗