初登板で好投も…ヤンキースに募る田中将「肘痛再発」不安

公開日: 更新日:

 右肘靱帯部分断裂からの完全復活を目指すヤンキース・田中将大(26)が12日(日本時間13日)、ブレーブス戦でオープン戦初登板。2回を無安打無失点、2奪三振だった。

 昨オフ、主力を相次いで放出し、迫力に欠けるブレーブス打線が相手とはいえ、初回から二回にかけて3番フリーマン、続くゴームズの主軸から2者連続三振を奪った。球数は18球で、予定の2回を投げてマウンドを降りた。

 田中は痛めた右肘の不安を感じさせなかったが、同じ日本人右腕のレンジャーズ・ダルビッシュ有(28)に右肘靱帯の部分断裂が見つかり、トミー・ジョン(腱の修復)手術の決断を迫られている。田中も右肘靱帯を部分断裂しただけに、ヤンキース首脳陣にとっては対岸の火事では済まない。メジャー2年目右腕の初マウンドを前に、キャッシュマンGMは「正直に言えば、もちろん心配はする。健康でいられる期間が10日間か10年間かは、私にはコントロールできないこと」と不安を隠さなかった。

 キャッシュマンGMは口にこそ出さなかったものの、患部の状態をコントロールできないからこそ「早く肘にメスを入れて我々を安心させて欲しい」というのが本音ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”