優勝候補まさかの完敗 ポルトの「バイエルン攻略法」がピタリ
優勝候補の呼び声も高いバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、バルセロナ(スペイン)が登場した16日(日本時間)の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝。
敵地に乗り込んでポルト(ポルトガル)と対戦したバイエルン。開始早々、ポルト選手の術中にまんまとハマった。
「バイエルンのダンテとボアテングのCB2人とアンカーを務めたMFシャビ・アロンソがボールを持つと猛然とプレスを掛けてきた」(テレビ解説者の鈴木良平氏=ドイツサッカー協会公認S級ライセンス保持者)
前半3分、シャビ・アロンソの背後から忍び寄ってボールを奪ったポルトFWジャクソン・マルティネスが、GKノイアーに倒されてPK。これを決めたFWクアレスマが7分後、今度はダンテに襲い掛かってボールを奪い、ノイアーとの1対1を制して2点目を決めた。序盤の連続失点で毒気を抜かれたバイエルンは攻守の連係がスムーズにいかず、28分に1点を返しても波に乗れない。 後半20分、ボアテングが致命的なミスを犯した。
左サイドからのロングボールをヘディングでクリアしようとして目測を誤り、後ろにそらしてしまったボールをジャクソン・マルティネスが持ち込み、勝利を決定付ける3点目をゲットした。