亀田一家に今こそ“期待” 三男・和毅の山中慎介への「挑戦状」

公開日: 更新日:

 名乗りを上げるなら今しかない。

 16日に8度目の防衛戦を制した、ボクシングWBC世界バンタム級王者の山中慎介(32)。一夜明けた17日に、「正直、物足りなかった。リスクのある相手と戦いたいですね」と豪語するほど余裕しゃくしゃくの勝利だった。

 次戦は他団体との統一戦が期待されるが、ここで挑戦状を叩きつけるべきなのがWBO世界バンタム級王者の亀田和毅(23)だろう。

「亀田一家というだけでイロモノ扱いされやすいが、三男の和毅だけは本物ともっぱら。確かにパンチの威力は目を見張るものがある。亀田一家は揃って国内での試合を禁止されているが、山中との統一戦ならば特例でOKが出る可能性がある。彼ら一家にとっても、出直すきっかけになる」(ボクシング関係者)

 問題は和毅の置かれている立場だ。5月にWBAバンタム級王者のマクドネルと対戦予定だが、WBOはこれに不信感を抱いている。WBOはスーパー王者のパヤノのみをWBAバンタム級の正当な王者と見なしており、バルカッセル会長自らツイッターで「カメダがマクドネルと試合をするなら、王座を放棄することになる」と言っている。

 それでも和毅が勝てばWBAの王座は手に出来る。再び亀田家の名を上げる気があるなら、マクドネルを倒した後で山中に挑んでみてはどうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗