なでしこ“凸凹コンビ”山根と岩渕がオランダ戦のカギ握る
なでしこジャパン(世界ランク4位)は日本時間24日、W杯決勝トーナメント1回戦でオランダ(12位)と対戦する(午前11時キックオフ)
22日、佐々木監督は「勝てば次は中3日。そこまで含めて準備をしたい」とコメント。最年長36歳MF沢ら主力の温存を示唆。同時に「誰でも緊張する大会初戦で実力を発揮してくれた」とチーム最長身の187センチGK山根恵里奈(24)の起用をにおわせた。オランダの平均身長は170・1センチ。なでしこを7センチ上回る。オランダのハイボール攻撃に対して、山根が難攻不落の壁として立ちはだかるというワケだ。
「山根は引っ込み思案でプレッシャーに弱く、緊張してミスを連発するタイプだったが、W杯初戦のスイス戦では及第点のプレーを見せた。実は佐々木監督、前回11年大会終了後から、GK山根を第1GKに据える構想を持っていた。所属先の千葉レディースで控えGKだった時から、千葉の監督に『なでしこリーグでどんどん使って』とお願いの電話を何度もかけている」(サッカー記者)
もう一人、オランダ戦で注目されるのが山根とは対照的に身長155センチとチームで最も小柄なFW岩渕真奈(22)である。