楽天首脳陣は誰も信じない 三木谷オーナーの「負けてもいい」

公開日: 更新日:

 楽天の急降下が止まらない。交流戦はセ・リーグの「弱さ」に助けられ、10勝8敗と勝ち越したものの、リーグ戦再開後はロッテに3連勝した直後から黒星ばかり。3日の日本ハム戦も4-5で敗れ7連敗を喫し、借金は「5」まで増えた。

 他の球団ならそろそろコーチの配置転換などテコ入れ話が出てくる頃だが、楽天にそんな動きはない。

 チームを指揮する大久保監督は就任1年目。加えて、捕手の嶋を筆頭に、銀次、藤田ら主力が相次いで故障中という事情を考えれば「仕方がない」という声もあるが、球界関係者は「別の理由がある」という。

「今年のチームは基本的に三木谷オーナーがシーズン前に考えたプランを大久保監督が忠実に実践しているだけ。走者が出たら、ほぼ全員が盗塁する“超機動力野球”も、オーナーが強力にプッシュしている作戦といわれている。オーナーがベンチを縛っているわけですから、首脳陣に強く当たるわけにはいかない。でも、現在借金17でリーグ最下位に低迷するオリックスに抜かれることがあれば、さすがにオーナーも黙ってはいない。そもそもが短気な性格ですから、大久保監督の休養もあるかもしれない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”