錦織が全米オープン「第4シード」 4大大会で日本人初の快挙
目標とするグランドスラム制覇に向けて一歩前進である。
31日(日本時間9月1日)開幕の全米オープンテニス(ニューヨーク)の大会主催者が25日、シード順を発表。世界ランク4位の錦織圭(25)は第4シードに入った。4大大会で日本人選手は錦織、クルム伊達公子の第5シードが最高だった。上位4人にランクされるのは男女通じて史上初めてのことだ。
今大会は24日に発表された世界ランキング上位4人がシードされ、同1位のN・ジョコビッチ(28=セルビア)、R・フェデラー(34=スイス)、A・マリー(28=英国)と続く。トーナメント表は27日に発表されるが、4番目にシードされた錦織は準決勝まで上位3人と当たらない組み合わせとなる。
昨季の同大会で錦織は準々決勝で同4位(当時)のS・ワウリンカ(スイス)、準決勝で同1位のジョコビッチを相次いで撃破。決勝ではM・チリッチ(クロアチア)に0-3で敗れたものの、日本人初のファイナリストの栄冠を手にした。
順当なら今大会の4強入りは間違いなさそうだが、メーン会場のサーフェスは足腰に負担の大きいハードコート。7月のウィンブルドンで左ふくらはぎを痛めて途中棄権、先週のシンシナティ・マスターズも臀部の負傷から欠場した錦織にとっては、コートとの戦いも強いられそうだ。