理事長の跡目争い熾烈 貴乃花理事vs.九重親方で買収合戦

公開日: 更新日:

 5日は相撲協会の仕事始め。八角理事長(52・元横綱北勝海)が職員に訓示し、2016年度カレンダーを買い求めるファンがひっきりなしに国技館を訪れた。

 しかし、めでたいはずの新春にもかかわらず、陰謀をめぐらせているのが貴乃花理事(43=元横綱)と九重親方(60=元横綱千代の富士)だ。2人の視線の先にあるのは、今月末に行われる相撲協会の理事候補選。ある親方が、貴乃花理事の思惑をこう説明する。

「一刻も早く理事長になりたい貴乃花理事が手を組んだのが、くだんの裏金顧問。昨年11月に急逝した北の湖前理事長の側近です。顧問は強力な後ろ盾を、貴乃花は知恵とカネを欲しがっていましたからね。昨年12月の理事会で八角理事長代行が正式に理事長になった時に揉めたのも、顧問の策略が原因です。北の湖が所属していた出羽海一門の理事に、『オヤジが死んで喪に服さなきゃいけない時に、跡目を決める必要があるのか。どうせ1月に選挙があるし、八角は代行のままでもいいだろう』と吹き込んで籠絡した。この理事が理事会で反八角の急先鋒を務めたともっぱらです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗