錦織も警戒 QFの相手モンフィスは今季好調まるで“別人”
ジョコが消えてもメダル取りは簡単ではない。
リオ五輪テニス男子シングルス3回戦で錦織圭(26)がA・マルティン(スロバキア)を6-2、6-2で破り、2大会連続の8強進出を決めた。
スコアだけ見れば圧勝だが、手の内が分からない初対戦相手に第1セット第3ゲームではブレークを許す。強い風もあって、我慢を強いられた試合だった。
「今までで一番やりにくかった。(風の影響で)我慢してプレーすることを心がけた。大事な場面でしっかり得点できた。ストレートで勝てたし、それほど体力を使わず済んだ。次に集中して臨める。(2大会連続のベスト8に)やっとここまできたかという感じ」(錦織)
■次戦がヤマ場
リオ五輪出場に当たって錦織は、「(ロンドン五輪は8強だったが)今回、メダルは近くなっている」と語っていた。それだけ自分のテニスに自信を持っているのだろう。
今大会は、世界ナンバーワンのN・ジョコビッチ(セルビア)が1回戦で敗退する波乱があり、ナダル(同5位)やマレー(同2位)はダブルスにも出場しているのでタフな日程だ。錦織に追い風が吹いているのも事実だ。