リオ五輪女子ゴルフは“新旧女王”直接対決で金メダル争い
リオ五輪女子ゴルフの金メダル争いは、最終日最終組の新旧女王による直接対決になりそうだ。
大会3日目に6バーディー、5ボギーと出入りの激しい内容ながら通算11アンダーまで伸ばして首位キープの朴仁妃(28=韓国)と、8番でホールインワンを決めるなど4バーディー、ノーボギーのベストスコア65をマークして通算9アンダー・2位浮上のリディア・コ(19=ニュージーランド)の2人だ。
コは昨年の米ツアー賞金女王で、朴は2012、13年の女王だ。
現地でテレビ解説する羽川豊プロは、「コの方が有利でしょう」とこう言う。
「今季のコはメジャー1勝を含む4勝を挙げて賞金レース首位と安定して成績を残しています。強い風が吹き始めた中でもボギーをたたかないしぶとさがあった。いっぽう朴は左手親指のケガで6月から米ツアーを離脱している。五輪に向けてよく仕上げてきましたが、この日は後半だけ4回引っ掛けのミスがありました。18番ではティーショットが左バンカーにつかまりボギーにするなど、これまでの朴では考えられないトラブルに見舞われている。左手親指をかばっているのかもしれない。競り合いになれば勢いのあるコに分があり、朴との2打差はあってないようなものです」
日本勢は野村敏京が3アンダー15位タイ、大山志保は5オーバー41位タイ。