履正社・寺島成輝の父が明かす “ドラ1候補左腕”の育て方

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 格下相手とはいえ、圧巻の投球だった。

 30日に台湾で開幕したU18アジア選手権。その初戦となった香港戦で、今秋ドラフト1位候補の日本代表の先発・寺島成輝(履正社)が、5回を無安打12奪三振の好投を見せたのだ。

「攻めた結果が良かった。今日は90点くらい。良かったと思う」

 日本ハムなど多くの球団が視察したこの左腕は、夏の甲子園ではベスト16止まりながら、最速149キロのストレートとテンポ良い投球を武器に「高校ビッグ3」の1人に数えられる逸材だ。

■自分の服は自分で洗濯するのが日課

 プロの複数球団が1位候補に挙げるその寺島の父親に話を聞いた。

 寺島が通う履正社高には寮がない。自宅からグラウンドまで、自転車で25分ほどの距離を通う。「結果的に『通い』で良かったですね。学校での様子も聞けますし、寮生活だとむしろ気が緩む可能性もありましたから」こう語るのは、寺島の父・明宏さん(49)だ。

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