阪神1位指名の大山 金本監督が期待する「山田2世」の真偽

公開日: 更新日:

「チームの現状をみたときに、投手と野手のホープの数の差をみて、弱点は野手かなと。右の大砲候補。バッティングはしなやかで、ヤクルトの山田選手に似たタイプ」

 即戦力投手の指名を示唆していた阪神が、大学生内野手の大山悠輔(白鴎大)をまさかの1位指名。金本監督は「意外な歓声だったんじゃないですか?」と言うと、投手ではなく大山を指名した理由をそう説明した。

 今季のチーム防御率3.38は広島に次いでリーグ2位なのに対し、打率.245は最下位。90本塁打は中日の89本塁打の次に少ない。日本人に限れば最多は福留(39)と原口(24)の11本。長距離打者育成に力を注いでいた金本監督が既存の若手では限界があると、大学日本代表の4番打者に白羽の矢を立てたのは想像に難くない。

「打撃はいい。スイングがしなやかだし、しっかりと振り切れるだけのパワーもある。つくば秀英高時代は投手もやっていたから、肩も強い。問題は足。走れないので、守るところがない。ウチは3位に評価していたんだけど、2位で十分取れた選手だと思いますね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗