WS制覇カブスに移籍 上原「投手の墓場」で世界一の可能性

公開日: 更新日:

 レッドソックスからFAになっていた上原浩治(41)が、移籍先に選んだのは今季のワールドシリーズを制したカブスだった。

 年俸約7億円の1年契約。より高額なオファーもあったそうだが、上原がこだわったのは勝てるチームという点だった。

「カブスは十分にワールドシリーズ2連覇を狙える布陣です」と、スポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「抑えの左腕・チャップマンがヤンキースに移籍したが、昨季のワールドシリーズに勝ったロイヤルズのストッパー・デービスをトレードで補強した。デービスにつなぐ左打者用のセットアッパーとして、今季左バッターを.139と封じた上原に白羽の矢が立ったのでしょう。先発はレスター、アリエッタ、ヘンドリックスと絶対的な3本柱がいて守備も堅いうえ、ここは出塁率の高い野手が揃っています。おまけに攻守ともスキがないチームを率いる指揮官が、名将のマドン監督ですからね」

 本拠地のリグレーフィールドは、別名「投手の墓場」。ミシガン湖のほとりにあり、風速12~13メートルもの強風が吹く。上原のようなフライボールピッチャーには不利といわれるが、「強風の影響でポテンヒットが多く生じやすい球場ですけど、現在のカブスはバエス、ラッセルの二遊間を筆頭に守備は抜群。特に内野はメジャーナンバーワンの布陣と言っても過言ではありません。上原がフライボールピッチャーといっても、影響はほとんど受けないでしょう」とは前出の友成氏。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮