オリ福良監督は借金10で辞任…阪神・金本監督に強まる逆風

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 福良監督の決断は、阪神にとっても重いものになるのではないか。

 監督代行時代を除いて監督就任3年目を迎えたオリックスの福良監督(58)が今季限りで退任することが決定。後任は田口二軍監督の昇格が有力だ。

 監督としては1年目が6位、2年目が4位。今季は借金11を抱え、3年連続Bクラスでシーズンを終えることが決定的だ。成績不振だけに辞任決断はやむを得ないが、球団は来季続投が既定路線だった。

「15年途中に最下位低迷の責任を取って途中休養した森脇監督に代わって監督代行に就任。瀬戸山球団代表時代の中島ら数十億円規模の大補強が失敗に終わるなど、福良監督は“負の遺産”を抱えながら采配を振るわざるを得なかった。その中で、投手陣を整備し、チーム防御率は1点以上、改善された。吉田正を4番に固定し、粘り強く若手を起用するなど、土台作りにまい進してきました」(オリックスOB)

 金子、中島らカネに見見合わない高給取りたちは今季限りで契約が切れる。多少なりともコストカットもできるだろう。チームに浮上の目が出てきているといっていい。

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