サニブラウン100m9秒97日本新 早くもプロ転向の可能性浮上

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 陸上の全米大学選手権(テキサス州オースティン)は7日(日本時間8日)、男子100メートル決勝を行い、サニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が9秒97で3位。桐生祥秀(23)の持つ日本記録9秒98を更新した。

 9秒台を連発する和製スプリンターの周囲が、にわかに騒がしくなってきた。サニブラウンが、早ければ今秋にもプロに転向する可能性が浮上しているのだ。

 100メートル、200メートルだけでなく、今年3月の全米大学室内選手権(アラバマ州)60メートルでは日本記録に並ぶ6秒54をマーク。走るたびに自己ベストを塗り替えており、日本選手権(27日開幕=福岡)、世界選手権(9月=ドーハ)でのさらなる記録更新、表彰台の期待が高まっている。

 米大学陸上界を代表するスプリンターが世界の大舞台で海外のトップランナーと互角に渡り合えば、市場価値が高騰するのは必至。将来性を見込んで日米の複数の企業がスポンサーに名乗りを上げるはずだ。

 サニブラウンの周囲からもプロ転向を後押しする声も聞かれ、フロリダ大のマイク・ホロウェイコーチは地元メディアの取材に「彼の才能は大学だけのためにあるわけではない」と話したこともあった。

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