ボランティアや聖火ランナー続々辞退…東京五輪は開催不能

公開日: 更新日:

「面白おかしくしたいから聞いてるんだろ」――。組織委の森会長は、4日の“謝罪会見”で逆ギレ。反省ゼロだった。完全に火に油を注いだ形だ。文字通りの「老害」に、組織委内部からは「ボランティアの辞退が続出しそうだ」と悲鳴が上がっている。

「現在、約8万人が大会ボランティアに登録していますが、ただでさえ新型コロナが拡大し、辞退者が出ていました。そこへ森会長の暴言ですよ。今はメディア対応で内部はテンヤワンヤ。海外を含め問題が大きくなれば、ボランティアも不安になる。辞退者が急増するかもしれない。大会の運営はどうなるのか……」(組織委関係者)

 実際、ツイッターには〈五輪のボランティアがボイコットするかもね〉といった声があふれている。4日の朝日新聞電子版は、ボランティアの採用が決まっている専門学校の男子学生の「女性だから話が長くなるという根拠のない話に、あきれた」とのコメントを報道。毎日新聞電子版も、男性ボランティアの「さすがにやる気がなくなった」との声を伝えている。

 加えて辞退者が出そうなのが、聖火ランナーだ。お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が正式に辞退表明したことで波紋が広がっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終