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吉本隆明特集

「いつか吉本隆明論を書いてみたい」と語る

【幻冬舎】見城徹社長


吉本隆明の詩集「転位のための十篇」である。 学生時代に大学の生協で手にして以来、暗唱するほど読んで読んで、今も読み返しています。家の寝室やリビング、ダイニングやトイレにも置いていて、いつでも読めるようにしてある。パンをかじるように読み込み、本当に血肉化していると思う。 ぎりぎりの状況で大きな決断をするとき、絶望や孤独を丸のみして戦うとき、必ずこの詩集を開いてきました。郷ひろみさんの「ダディ」を初…

「酒と戦後派」埴谷雄高著


埴谷雄高といえば、昭和40年から50年代にかけての学生や若者にとっては吉本隆明とともに思想、文学界のカリスマ的存在だった。 本棚に埴谷の著作物、たとえば未来社からの「濠渠と風車」「振子と坩堝」などといった難解なタイトルの本が一冊でも並んでいないと肩身の狭い思いがしたものである。まともに読めもしなかったのに。 その埴谷の“人物随想集”と副題された本書「酒と戦後派」。当然、酒友や酒席を共にした作家の…

(株)ポプラ社の奥村傳社長

【ポプラ社】奥村傳社長


作家シリーズは、大学生のころからの習慣みたいなもので、70年安保当時は高橋和巳、埴谷雄高、吉本隆明、五木寛之などに傾倒し、卒業後、新聞社に入り、勤め人となってからは城山三郎や高杉良、源氏鶏太などの企業小説、それから推理物では森村誠一といった具合に、一度ハマると、ずっとその作家の本ばかり読むんです。近年だと、池井戸潤がその対象。単行本で出た「下町ロケット」を読んで「これは面白い!」と感動。夢を追う…

木下恵介監督(左)や深作欣二監督の戦争映画は必見

60本超上映…池袋・新文芸坐「戦後70年企画」で戦争を考える


かつて「戦争が露出してきた」と言ったのは吉本隆明だが、今の状況は吉本の言葉を超えて「戦争」がもっと身近になっている。その「戦争」をじっくり考えることができるのが池袋・新文芸坐の今年の特集だ。 戦後70年企画として7月26日から始まった上映は3部構成。全部で60本以上の作品を上映するというから壮観だ。1部は「戦後日本の歩み」、2部「日本の戦争」、3部「戦後の風景」に分かれる。 なかでも、8月12日…

「老耄と哲学」梅原猛著


小松左京や吉本隆明、湯川秀樹、岡潔ら、自らの思想を形作る上で影響を受けた人々とのエピソードも興味深い。 (文藝春秋 1850円+税)…

「それでも猫は出かけていく」ハルノ宵子著


父は思想家で詩人の吉本隆明、妹は作家のよしもとばななという文学一家の著者。 8年前に吉本家にやってきた捨て猫の「シロミ」は、馬尾神経症候群という障害を持ち、排泄のコントロールができない猫だった。 「オレも尿モレだから捨てろとは言えないなぁ」という父の一言でシロミを飼うことになるが、やがて父と母の介護も始まり、猫の世話とあわせて大忙しの日々を送ることになる。 猫のオシッコの臭い対策やペット用おむつ…

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