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円谷幸吉特集

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オリンピックは人を殺すものだとさえ思った


だから、その「マラソン中継授業」はずっと窓の外を眺めていたのだが、2位をキープしてゴールの国立競技場に戻ってきた、自衛隊所属の円谷幸吉選手が世界中の人が見ている前で、後ろから迫ってきたイギリスの選手にあれよあれよという間にスーッと追い抜かれた揚げ句、銅メダルだった。その時、クラスの中には悔しがって泣きだすヤツまでいたが、ボクには人はどうして競い合わなければならないのかが不思議だった。 4年後、…

92年バルセロナ五輪は4位

秋から冬の競技なのに夏を最大目標にする本末転倒


円谷幸吉さんがメダルを取った東京オリンピックは10月ですから。いまは、そういうことを言わなくなって、夏も冬もない。それって金魚を温泉に入れるようなものです。 夏のマラソンと冬のマラソンの違い、それをはっきりさせないと、準備のしようがない。練習が違いますから。 ぼくが出たソウルは9月末でしたが、バルセロナは真夏でした。ダイエーのコーチになった高橋進さんは、当時の世界最高だった2時間6分が目標だと言…

話題が川内優輝だけでは…

1億円ボーナスも効果なし 男子マラソンの時代は終わった


暑かったんですけどね」 64年夏、東京オリンピックの練習の一環で、円谷幸吉と3人で走った北海タイムスマラソンを思い出してのことだ。 50年前の記録が出ない。宗茂が日本人で初めて2時間10分を切った78年の別府大分マラソンでは、25キロまでの5キロはすべて14分台だった。40年後のいま、ペースメーカーの設定は5キロ=15分である。 マラソンの話題といえば、公務員ランナーの川内優輝だけ。箱根駅伝で名…

奥山和由さんにとって読書はリアルを実感すること

奥山和由さん(株式会社KATSU‐do代表取締役会長)


その代わり、『血と骨』みたいに育ってきた環境がいかんともしがたく、吐き出したものは好きだし、沢木耕太郎の『一瞬の夏』のように対象に密着していくもの、自殺した円谷幸吉が残した『○○美味しうございました』という、その人の空気が伝わってくる言葉には感動します」 「最近、思うのは人間のにおいのする犯罪が少なくなったということ。ただの少女趣味で事件を起こし、弁護士にいわれたまま反省文を書く。そんな上っ面を…

ロンドン五輪のメダリストパレードは盛り上がったが…

「禁止薬物」垂涎の市場 ロシアン・マフィアが日本を狙う


薬物の力を借りたくなる誘惑にかられる者がいても不思議ではない」 前回の東京五輪マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉選手は、次のメキシコ五輪での金メダル取りを宣言したものの、五輪開催年の1月、「父上様母上様」で始まる遺書を残し自殺した。27歳の若さで自ら命を絶った理由はいろいろいわれているが、メダル取りの重圧もあったに違いない。 WADAに報告された事例では、マフィアによる選手への接触の仕方は巧妙…

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