日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+

畑明郎特集

専門家会議の平田健正座長

調査は不十分の声 豊洲専門家会議では食の安全は守れない


15日の第1回会議をネットで見た畑明郎氏(日本環境学会元会長)は、「調査が不十分」と切り捨て、こう指摘する。 「専門家会議は、地下空間のたまり水について、人体に悪影響を及ぼすニッケルや亜鉛などの金属類の汚染度や、アンモニア、亜硝酸性窒素などの有機物の汚染度の調査を行っていません。私の独自調査では、金属類の汚染度はきれいな水の20倍もの値でした。平田健正座長は『水道水並み』と言っていましたが、強ア…

プロセスの検証を求めた尾崎あや子議員(中央)

豊洲「盛り土」提言を無視 新会議を立ち上げた真犯人は?


豊洲の土壌汚染問題を長年追及する日本環境学会元会長の畑明郎氏はこう言う。 「専門家会議には、平田氏をはじめ、土壌汚染対策の現場に精通したメンバーが名を連ね、相当厳格な対策を提言していました。彼らの提言通りに対策工事を行うと、1000億円以上の費用がかかることが予想された。都は『高すぎる』と慌てたのでしょう。専門家会議の提言を“骨抜き”にするために、新会議を設立したのではないか」 技術会議は14…

2日の凍土遮水壁設置工事の様子(東京電力提供)

着工1週間で暗礁…専門家も危惧する原発「凍土壁」の重大欠陥


元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。 「安倍政権は威勢良く啖呵(たんか)を切って着工したわけですが、もともと、何人もの専門家が凍土壁の工事は不可能だと指摘していました。ただでさえ全長26.4メートルもある凍結管を1メートル間隔で1500本も埋設しなくてはならない難しい工事なのに、地震の影響で建屋の地下の配管が複雑に絡み合い、デコボコになっている。埋蔵物が見つかった場合に…

平田座長も視察した地下空間から指針値の7倍の「水銀」が

今度は水銀検出 “毒まみれ”の豊洲市場は取り壊すしかない


日本環境学会元会長の畑明郎氏もこう言う。 「豊洲で検出された水銀は無機水銀と呼ばれるもので、水俣病の原因物質となった有機水銀より毒性は低い。しかし、20~30年吸い続ければ、体内に蓄積され、最悪、脳の中枢神経がやられて手足がマヒし、歩行困難に陥る恐れがあります。地下空間に長時間居続けるのは危険です。また、現在は低濃度かもしれませんが、大地震が起きて豊洲の地盤が液状化すれば、地下深くに残存する汚染…

「今のところ問題ない」と言った平田氏(右)

昭和の公衆便所を彷彿…異臭漂う“豊洲地下空間”滞在ルポ


体に取り込むようなことがあれば、赤血球の働きを阻害し、最悪、酸欠状態に陥る恐れがあります」(日本環境学会元会長の畑明郎氏) ■小型ユンボも動かせない狭さ 湿気は感じるが、空間内はひんやりしている。不可解なのは、天井が低すぎることだ。身長170センチの記者がかがまなければ、頭をぶつけるほどの位置まで梁がせり出していた。さらに、腰の高さまで配管が張り巡らされており、かがんだりよけたりしなければ歩くこ…

汚染水が2000トン

豊洲は撤回必至 地下の「強アルカリ性」水は処理できない


しかし、そもそも地下水管理システムには“根本的欠陥”があると、日本環境学会元会長の畑明郎氏が指摘する。 「豊洲の地盤は埋立地で、泥を多く含んでいます。そのため、地下水をくみ上げる揚水井戸のパイプに泥が流れ込み、目詰まりを起こす恐れがあります。現在、地下空間にたまっている水も『目詰まり』が原因で、地下水をうまくくみ上げることができていないのかもしれません」 次から次へ。豊洲市場は問題だらけだ。…

石原慎太郎元都知事(左)と豊洲地下空間

石原元知事が書類に捺印 「技術会議」が盛り土消したのか


豊洲の土壌汚染問題を長年追及する日本環境学会元会長の畑明郎氏はこう言う。 「専門家会議の提言どおりに工事を行うと、1000億円以上の費用がかかると見込まれていた。費用を抑えたい石原さんにとって、専門家会議と、言うことを聞かない比留間さんは“厄介モノ”だった可能性があります。それで、『専門家会議』を『技術会議』に、市場長を比留間さんから岡田さんに代えて、自分のコントロール下に置いたのではないか。そ…

水深20センチの場所も

もはや封鎖不可避 豊洲新市場の地下空間は“汚染水まみれ”


採取した水は民間の検査機関に依頼し、成分を検査してもらいます」 日本環境学会元会長の畑明郎氏はこう言う。 「地下空間にたまった水は、汚染された地下水でしょう。建物が雨漏りでもしていない限り、雨水がしみ出してくるとは考えにくい。今回、共産党都議団が採取した水から有害物質が出なかったとしても、安心とは言い切れません。大雨が降れば地下水位は上昇します。地震が起きれば液状化し、地下深くに残された有害物質…

集中廃棄物処理施設に放射能汚染水が貯まる(東京電力提供)

成否は「かき氷作戦」次第…福島原発オソマツ凍土計画


元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。 「やはり地下水の流量、速さなどが(東電が)想定している以上なのだと思います。だから、なかなか冷やせない。まずは地下水の詳しい状況をきちんと把握するべきです。ボーリング箇所を増やし、基礎調査を実施する。必要なことをやらずに先を急ぐだけでは、何をやっても焼け石に水です」 凍土壁に投じられる国の予算は今のところ320億円だが、こんな「場当…

3月が突出/(C)日刊ゲンダイ

毎年3月にセシウムが急上昇 首都圏の“外出危険度”は?


元大阪市立大学大学院教授(環境政策論)の畑明郎氏がこう言う。 「<月5ベクレル以下なら安全>と唱える学者がいますが、これはまったく根拠のない俗説です。低レベル放射線の健康被害は分かっていないこともあり、まだまだ研究が必要ですが、<発がん物質に安全値はない>という説が世界では常識です。つまり、どんなに少なくても被曝量に応じて、発がんの影響があると考えられているのです。ですから、3月中の乾燥した日は…

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事