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中村吉右衛門特集

鬼平犯科帳「五年目の客」から

長寿人気を支えた 目、耳、舌を楽しませる仕掛け


平成元年から28年の歴史を刻んだ中村吉右衛門の「鬼平犯科帳」(フジテレビ系)が、12月2日「五年目の客」、3日「雲竜剣」2夜連続スペシャルでいよいよファイナルとなる。ファンとしてはさびしい限りだが、きっちりと引き際を決めた潔さもまた「鬼平」らしさという気もする。 「鬼平」魅力の第一は主人公長谷川平蔵の人柄だろう。妾腹に生まれ、若いころには放蕩三昧。剣は凄腕でちょっとワル。これで女にモテないわけが…

中村橋之助改め、八代目中村芝翫(右端)

不倫騒動の中村芝翫 “ねじれ襲名”で舞台の上でも前途多難


今月と12月は松本幸四郎と中村梅玉、11月は尾上菊五郎と中村吉右衛門が主演。「忠臣蔵」は長い芝居で、全部で11段あり、歌舞伎座で上演される場合、昼の部と夜の部を通しても、省かれる段がある。今回の国立劇場は、すべての段を完全上演するのが売り物で、3つのパートに分けて毎月異なる段が上演される。なかには30年ぶりに上演される段もあり、次にやるのはまた数十年後かもしれないので見逃せない。偶然にも今月は、…

吉右衛門(上)と娘の夫である尾上菊之助

菊之助は大役抜擢 歌舞伎座で「重鎮vs若手」ガチンコ対決


「秀山」は初代中村吉右衛門の俳名で、吉右衛門の生誕120年にあたる2006年、その業績を顕彰するために当代(二代目)吉右衛門が始め、今年で10周年となる。 初代吉右衛門は当時としては長寿で、68歳で亡くなり、当代の吉右衛門はいま72歳なので年齢では初代を抜いた。一般的にも後継者のことを考える年齢だろう。当初の秀山祭は吉右衛門が初代の芸を継いだことを披露する場だったが、ここ数年は次の世代へ芸を伝え…

中村吉衛門

当代一の立役・吉右衛門の相手役でメキメキと…


それは役の性根が腹に入っているからだと思います」 近年、芝雀は中村吉右衛門(写真)の相手役を務めることが多い。「立役あっての女形ですから」と芝雀が言うとおり、立役を引き立てるのが女形であり、女形の良さを引き出すのが立役で、持ちつ持たれつなのだ。吉右衛門という当代一の立役の相手をするのは、女形としては幸甚であった。 「吉右衛門丈との共演によって、めきめき腕を上げましたね。歌舞伎座の建設中に新橋演舞…

語り・中村芝雀(左)と聞き手・吉川潮

「若女形」をお家芸とする芝雀が襲名披露で演じるのは…


松本幸四郎、市川染五郎が「高麗屋」、中村吉右衛門が「播磨屋」、坂田藤十郎が「山城屋」、片岡仁左衛門が「松嶋屋」、市川海老蔵が「成田屋」、坂東玉三郎が「大和屋」、中村勘九郎、七之助が「中村屋」、澤村田之助が「紀伊国屋」。歌舞伎座で「中村屋!」「紀伊国屋!」と続いて声が掛かったら、屋号を知らない人が「どうして新宿のカレー屋と書店の名前を言うのか」と尋ねたという笑い話が残っている。 そして、中村芝雀は…

坂東三津五郎

“名コンビ”故・三津五郎とはプライベートでも親友で…


従って、当代の幸四郎と中村吉右衛門、12代目団十郎(平成25年没)、尾上辰之助(昭和62年没)は芝雀といとこに当たる。染五郎、市川海老蔵、当代松緑はいとこの子供だから親戚関係だ。 芝雀は「伯父さん方からたくさんのことを教えていただきました」と語る。まず「勧進帳」で11代目団十郎が富樫、松緑が弁慶を演じた際、まだ子供だった芝雀は富樫の太刀持ち役を務めた。終始そばにいる役なので、毎日「勧進帳」の練習…

右から芝雀、父の雀右衛門、兄の友右衛門

まだ父の芸をなぞるので精いっぱいです


そして後々、先代も良かったけれど、5代目もいいねと言われるようになればいい」 心強いことに、「鎌倉三代記」には中村吉右衛門と尾上菊五郎が、「金閣寺」には松本幸四郎、片岡仁左衛門、坂田藤十郎といった人間国宝級の大物が脇を固めてくれる。さらに夜の部の口上では幹部俳優が総出で祝ってくれる。他の狂言にも中村梅玉、中村時蔵、中村橋之助、尾上松緑、中村鴈治郎、尾上菊之助、中村勘九郎など人気役者が多数出演する…

イラスト・クロキタダユキ

鬼平犯科帳(1995年 日本)


中村吉右衛門演じる火付盗賊改方・長谷川平蔵は男もしびれる豪傑。 「ためらうな! 迷うな! 一歩も引くな!全ての責めは俺が持つ」 部下に向かって、こんな頼もしいこと言ってくれる上司に出会ったことありますか? 僕はありませんが、男として惚れ惚れしてしまいます。悪者も惚れてしまうのも納得です。 盗賊頭(岩下志麻)のお豊もコロリ。でも、うまくはいかず、フラれてしまって、人情深い鬼平を逆恨み。御用になった…

多彩な芸風で知られる

鬼平犯科帳で"賄い方"演じた沼田爆さん 「普段は食に無頓着」


2代目中村吉右衛門が演じる平蔵を中心に同心、密偵が活躍する捕物劇は痛快だった。このドラマは料理場面も見どころのひとつで、捕物はさっぱりだが、料理には口うるさい“猫どの”と呼ばれる同心の村松忠之進が講釈を垂れていた。演じたのは沼田爆さん(75)。鬼平が終了して14年、今どうしているのか。 ■“食通”池波正太郎ならではの役柄 「今年も正月スペシャル『密告』が放送されましたね。レギュラー放送はとうの昔…

中村吉右衛門と尾上菊五郎/(C)日刊ゲンダイ

駐車場代“自腹”…過去最高益の松竹に歌舞伎役者の恨み節


歌舞伎座新開場の直前に勘三郎、団十郎という千両役者が亡くなったため、他の看板役者の負担が大きくなるのは仕方がない面もありますが、高齢化も進んでいるし、このままでは体を壊す役者が続出する」 ■地下駐車場も“自腹” たしかに、重鎮クラスの人気役者でいえば当代の尾上菊五郎は71歳、中村吉右衛門は69歳、松本幸四郎は71歳、坂東玉三郎は63歳。 体力よりも気力で舞台を務めているといっていいだろう。 「吉…

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