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成瀬巳喜男特集

タナダユキさん

映画監督タナダユキさん 撮影時は5時起きで帰宅は夜11時


そして成瀬巳喜男や増村保造、相米慎二らに魅せられた。2001年にぴあフィルムフェスティバルのグランプリを受賞しデビュー。蒼井優主演の「百万円と苦虫女」、大島優子主演の「ロマンス」と、今を生きる女の心の機微を丁寧に描き、きれいごとでは済まされない家族の物語を生み出している。 「老いていく親とどう向き合うのかというのは、私の世代には切実なこと。そして親世代にとっても、自分の人生の最終章をどう自分で始…

故・上原謙氏

ワイドショーを賑わせた上原謙の“38歳差婚”


51年の成瀬巳喜男監督作品「めし」で演技派へと脱皮する。82年に高峰三枝子と夫婦役で共演した国鉄(現JR)「フルムーン夫婦グリーンパス」CMが大きな反響を呼んだ。 私生活では、岩倉具視の曾孫でもある女優の小桜葉子と36年に結婚。ところが70年に妻が急逝、息子との共同事業が失敗し、莫大な負債を抱える。失意の中、友人に誘われて訪れた銀座のクラブで「オッチャン、踊ろうよ」と誘った女性が、大林だった。「…

「何かのためではない、特別なこと」平川克美著


映画監督・成瀬巳喜男が、戦後まもない日本を描いた「浮雲」を見ていたら、戦後の街並みの風景に見覚えがあった。だが、それは昭和20、21年ごろの風景で、25年生まれの著者が見ているはずはない。それなのに既視感があるのはどういうことだろう。それは親たちの体に残る戦争の記憶、「死と隣り合わせの飢餓や恐怖」が、戦争を知らない著者の体の中に記憶されたということなのか。 親の世代が次の世代に教えようとしたのは…

「婚前特急」Blu-ray・DVD 販売元・バンダイビジュアル

婚前特急(2011年 前田弘二監督)


女の苦悩や葛藤を描き、成瀬巳喜男や溝口健二の作品が有名だ。コメディー仕立ての本作も女性映画の一種だろう。 24歳のOLチエ(吉高由里子)には美容院経営の中年男や19歳の大学生など5人の男がいる。彼女は親友トシコ(杏)の結婚をきっかけに男たちのリストラを決意。彼らを査定し、ランクが一番低いパン工場勤務の田無(浜野謙太)を切り捨てようとするが、田無が工場の社長令嬢に恋心を抱いていると知り、気持ちが揺…

ヒロインの気持ちを回想

二階堂ふみ 往年の映画から学んだ「この国の空」のヒロイン像


里子を演じるに当たり、彼女が話す言葉の美しさを引き立たせるために、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の作品を見ました。たおやかな口調や美しい鼻濁音。上品な動作やしぐさなども小津監督や成瀬監督の作品から学んで現場に臨みました。 けれども、それ以外についてはあまり里子を作り込むことはしませんでした。現場で母親役の工藤夕貴さんや伯母役の富田靖子さんと演技をしていく中で、里子像が引き出されていった気がしま…

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