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田中智美特集

福士もズルズル後退

入賞も叶わず 女子マラソン惨敗で見えた“東京五輪の課題”


田中智美(28)は19位、伊藤舞(32)は46位に沈んだ。優勝はケニアのスムゴングで、タイムは2時間24分04秒。2位はバーレーンのキルワで2時間24分13秒、3位はエチオピアのディババで2時間24分30秒だった。 3大会ぶりのメダルを狙った日本女子の戦いは、中間点を過ぎたところで早々と終わってしまった。 スローペースで始まったレースは10キロ前には先頭集団が11人となり、早くも日本勢の3人は後…

福士加代子(左)と田中智美

武冨豊氏(日本陸連女子マラソン部長)


──五輪の最終選考となった名古屋ウィメンズでは、田中智美選手が2時間23分19秒で日本人トップの2位となり、わずか1秒差で教え子の小原怜選手を振り切って代表切符を手にした。あれで、天満屋から5大会連続の五輪代表はなくなりました。 「結果がすべてです。五輪では田中選手にいい結果を出して欲しいです。名古屋はいいレースでしたし、近年ではタイムも悪くなかった」 ──確かに最後はデッドヒートでした。 「…

“歩く選手名鑑マスペディア”の異名も

ネットでも称賛 増田明美の“独特の味付け”は好感が持てる


たとえば、4区の高松いずみ(長野)について「彼女の偉いところは追われていてもにこやかな表情をしているところですね」、五輪に出場し東京のアンカーを務めた田中智美に関しては「彼女の座右の銘は『疾風に勁草を知る』。絶好調というのはあまり良くないのかしら」などと伝えた。 「勝負の第5中継所、どうやら(長野が)トップを守りそうだ!」とか、8区の下りでは「下り坂を駆け上がって……」と言いかけて「駆け下がっ…

ロンドン五輪では79位に終わった重友梨佐

武冨豊氏(日本陸連女子マラソン部長)


北京大会までは、各選手がホテルや一軒家を借りていましたが、リオはマラソンのスタート地点(カーニバル会場でもあるサンボドロモ)近くのホテルに(伊藤舞、福士加代子、田中智美の)3選手が一緒に泊まる。われわれはスタート(8月14日現地9時30分=日本時間同21時30分)を迎えるまで、選手がレースに集中できる環境を整えるだけです」(おわり) *注2回目のフルマラソンとなった12年の大阪国際で福士加代子を…

名古屋ウィメンズでは1秒差で2位に入った田中智美が代表に(後方は小原怜)

武冨豊氏(日本陸連女子マラソン部長)


それで無理をさせなくなって、今回、名古屋で小原怜が(代表になった田中智美に1秒差で)負けたわけですが」 ――自分のところの選手に無理をさせなくなったのはなぜですか。 「中高生の指導者のせいにしてはいけないのですが、私のところに入部してきた時には骨密度が低かったり、ケガをする確率が高くなっている。どうしても無理をさせることができないのです。それは自分の弱さでもあるのですが」 ――だから今は記録が伸…

武富豊氏は天満屋女子陸上部総監督も務める

武冨豊氏(日本陸連女子マラソン部長)


このタイムは、日本選手の力を測る上で大きな意味を持っているのです」 ※注1 伊藤舞(31=大塚製薬) 15年世界陸上7位、自己記録=2時間24分42秒 福士加代子(34=ワコール) 11年シカゴ3位、13年世界陸上3位、13、16年大阪国際優勝、自己記録=2時間22分17秒 田中智美(28=第一生命) 14年横浜国際優勝、16年名古屋ウィメンズ2位、自己記録=2時間23分19秒 ※注2 00年シ…

リオ五輪マラソン代表に決まり、会見する佐々木(左)と伊藤両選手

東京五輪マラソンでメダル狙うなら大学生育成急ぐべき


女子は伊藤舞(31)、福士加代子(33)、田中智美(28)、男子は佐々木悟(30)、北島寿典(31)、石川末広(36)を満場一致で選出した。 世界のマラソン界は、スピードのあるアフリカ勢が席巻しているが、気温30度を超える厳しい条件で行われたロシアでの13年世界選手権で福士が銅メダルを獲得したように、女子には上位入賞の可能性もある。 一方の男子は世界との差は開く一方だ。ロンドン五輪では中本健太郎…

シドニー金の高橋尚子(左)とアテネ金の野口みずき

野口みずき&高橋尚子 金メダリスト2人が女子マラソン変えた


田中智美(28)、小原怜(25)のリオ切符をかけたラスト5キロのデッドヒートが話題になったが、この大会がおそらく「ラストラン」となる野口みずき(37)は、進退については即答を避けたものの、これで引退となる。 アテネ五輪金メダルの野口は、超人的な練習量で世界の頂点に立った。アテネ前に1800メートル級の高地で2720キロを走り込んだ2度の合宿は伝説となっており、それを聞いた海外選手たちは「クレージ…

田中智美が日本人トップとなる2位でゴール

陸連にブレーキ疑惑 名古屋Vキルワさえ「設定記録」破れず


田中智美(28)が単独でキルワを追い、後続をグングン引き離す展開になったが、37キロ手前で小原怜(25)が田中に追いつき、日本人トップとなる2位争いはデッドヒートになった。最後は田中が小原を1秒差で振り切り、2時間23分19秒でゴール。リオ五輪代表を「確定」させた。 それにしても解せないのは、主催者がPMに指示した5キロ16分55秒から17分のぺースだ。4日付の日刊ゲンダイ本紙が指摘したように、…

大阪国際女子マラソンで優勝した福士に駆け寄る永山監督

五輪確定へ名古屋も走る福士加代子は陸連曖昧基準の犠牲者


でも、名古屋を走る木崎良子(30)や前田彩里(24)、田中智美(28)の頭には、福士のタイムがある。それに近い時計、もしくは上回らなければ五輪キップは無理と思っている。ペースメーカーが5キロを16分30~40秒台のペースで30キロまで走り、それについていけば、ペースメーカーがいなくなってからもスピードはガクッと落ちないのではないか。可能性は低いとはいえ、福士と同等かそれ以上のタイムが出るかもしれ…

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