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司馬遼太郎特集

姜尚中氏

著者インタビュー

「漱石のことば」姜尚中氏

司馬遼太郎が描く青雲の志や、末は博士か大臣かという上昇志向をもつ男たちの時代は終わった。 「明治以来、1945年8月15日はあったけれど、日本の国柄は、とにかく前に進もう、くよくよするな、でした。原発事故が起きても水に流す、こういう近代化路線にピッタリなのは福沢諭吉や司馬遼太郎でした。なのに、日露戦争以後の日本の暗さを描く漱石も根強い人気があります。それは、前に進む…

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今日の新刊

「日本とスペイン文化交流の歴史」坂東省次、椎名浩著

400年後、産経新聞京都支局の記者だった福田定一(司馬遼太郎)は、ザビエル来日400年祭に際して「ザビエルの右手が日本に来る」という記事を書いた。学生時代からザビエルの生まれたバスクに関心をもっていたことから、さらに33年後、作家司馬遼太郎として、「街道をゆく」の中で「南蛮のみち」を書くためバスクへ向かう。 安土・桃山時代に始まり、現在ではアニメの「クレヨンしんち…

和崎信哉会長 71歳

語り部の経営者たち

WOWOW和崎信哉会長 制約が多い方が面白い番組できる

私が松山に赴任中に司馬遼太郎さんが『坂の上の雲』を書いています。東京に来てから本を読んだのですが、私も秋山兄弟や正岡子規については知っていました。でも司馬先生のようには掘れなかった」 番組の企画制作でも「できるだけ制約を多くする」という。そうなると深掘りせざるを得ず、結果的にいい番組ができるためだ。 「私も自由にやれれば面白いものができると思っていました。でも、そう…

和崎信哉会長 71歳

語り部の経営者たち

WOWOW和崎信哉会長 井上靖や司馬遼太郎らと現地を取材

「忘れられないのは、井上靖さん、司馬遼太郎さん、陳舜臣さんそれぞれと現地を旅したこと。一度現地に行くと2カ月間、先生とほぼ2人きりです。その間、いろんな話をお聞きしましたが、飽きることがなかった。本当に貴重な時間でした」 3人の大作家に共通するのは、勉強家であることだという。常に大学ノートを持ち歩き、何か気づいたことがあれば、すぐにメモを取る。そしてもうひとつ共通…

「休暇村協会」理事長の中島都志明さん

プロの本棚

休暇村協会理事長・中島都志明さん「司馬作品で迷いなくなった」

服装にも無頓着で、ホテルマンにあるまじき性格でしたからね(笑い)」 その先輩に薦められて35歳の頃に読んだのが、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」だ。その後は「坂の上の雲」「翔ぶが如く」など、司馬作品を片っ端から読んだという。 「全共闘世代ですので、学生時代はご多分に漏れず、高橋和巳の『憂鬱なる党派』や『わが解体』を読みました。ただ、共鳴はできなかったですね。休暇村に入って…

三菱UFJニコスの井上治夫社長

社長の本棚

【三菱UFJニコス】井上治夫社長

司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んだのもこの頃で、その後、『翔ぶが如く』など司馬遼さんの作品を好んで読むようになりました」 一番のお気に入りは「坂の上の雲」。これまで3~4回は読み返している。 「若者たちが国家をつくっていった、幕末から明治にかけての時代。青臭いといわれるかもしれませんが、青雲の志が伝わってくる大好きな小説です」 池波正太郎、北方謙三、浅田次郎などの時…

文藝春秋本社(左)と司馬遼太郎

二極化・格差社会の真相

「文春」松井社長に安倍批判の真意を聞いてみた

かつて司馬遼太郎さんは、文芸春秋を“風呂敷雑誌”と呼んでくれた。森羅万象の何でも包み込んで、自在に形を変える」 ――それでこそ文春なんです。座標軸がズレ過ぎ、論争が感情的な人格攻撃になってしまいやすい時代ではあるけれど。 「風呂敷なんだから、(そこからはみ出ない限り)何だってアリなんだよ。頂門の一針。みんながワーッとこっちに流れてる時、ちょっと待ってくれよ、と。だか…

西日本高速道路の石塚由成社長

社長の本棚

西日本高速道路・石塚由成社長の興味は五木寛之から床本まで

このシリーズも面白くて、けっこう読みましたよ」 ■成果と失敗について考えさせられる小説が面白い 司馬遼太郎も一通り読んでいる。中でも記憶に残るのは、「胡蝶の夢」。幕末から明治維新にかけての医療を通じ、身分制度の問題を描いた作品だ。 「主人公の島倉伊之助と同じ佐渡の生まれなもんですから、先輩に『これ、あんたのところの人じゃないの?』と渡されました。長崎の医学伝習所で働…

5年前、社員の共有スペースに作成

社長の本棚

【VOYAGE GROUP】宇佐美進典社長兼CEO

『ローマ人の物語』もそうですが、これらの本は、なぜある出来事が起きたのか、これから何が起きるのか、今のどの時点に似ているのかなどを考える上でとても役に立ちます」 ■中学時代は星新一、高校では柴田練三郎に夢中 小説では村上春樹や司馬遼太郎、宮部みゆき、伊坂幸太郎、ジェフリー・アーチャーなど。中学時代は星新一に、高校では、「どてらい男」などの花登筺や柴田錬三郎に夢中にな…

ミック・ジャガー(写真)のデモ参加映像も

戦争映画よりリアル NHK「新・映像の世紀」は迫力度満点

「NHKスペシャル」は、原発事故や先週の「司馬遼太郎思索紀行」など、現代の問題や故人の回想録までさまざまな特集を組んでいるが、「新・映像の世紀」は世界史、特に世界の戦争を扱っていて、映像がすごい! 昨年10月、「百年の悲劇はここから始まった 第1次世界大戦」からスタートし、12月の「時代は独裁者を求めた 第2次世界大戦」では、心中した愛人の遺品から発見されたヒトラ…

政治改革の志は捨てていない

あの人は今こうしている

執筆した小説が映画に 姫井由美子氏「不倫騒動は解決済」

「ワタシの政治家としての信条は司馬遼太郎さんの小説のタイトル通りの『翔ぶが如く』。国を憂い、居ても立ってもいられない行動こそ、ワタシの原動力なんです。国民の生活を守り、国民のための、弱者にも優しい生活が実現するまで走り続けますよ、絶対に」 事務所近くの自宅に夫、28歳の長男、26歳の長女と暮らす。…

杉田成道さん

社長の本棚

【日本映画放送】杉田成道社長

日本がなぜ、負けると分かっている太平洋戦争をはじめたか、長年の疑問が少し解けた気がしました」 小説では向田邦子、藤沢周平、司馬遼太郎らのほか、東山彰良に又吉直樹ら話題の名前も。 「東山さんの『流』は最近で一番面白かった」と言いつつ、「年をとったら新しい本はいらないという話を聞いて『カラマーゾフの兄弟』を読み返したんです。なるほど印象が変わって面白い」と、読書話は尽き…

司馬遼太郎がダントツ

正月休みに必読? 企業の社長たちが愛読する本はコレだ

村上春樹、藤沢周平、北方謙三らが定番の人気だが、やはり司馬遼太郎が“強かった”。ほぼ4人に1人が名前を挙げた。中でも「坂の上の雲」が一番。 「軍事とビジネスは似ていると思う。限られた人とカネをどこに投入し、相手に勝つかという意味で」(オリックス生命・片岡一則社長) 「青雲の志が伝わってくる大好きな小説」(三菱UFJニコス・井上治夫社長) 2人とも3、4回は読み返し…

デンドリックスの平林茂社長

社長の私生活

デンドリックス 平林茂社長「40歳過ぎてスキーを始めた」

■読書――読み返す本は司馬遼太郎の「世に棲む日日」。 「行き詰まった時などに読む。とくに高杉晋作の過激なところがいい。また、動きながら考える、自分の性格に似ていると思っています。物事の選択時にじっと考える人は、多くの場合、実は悩んでいるだけ。考えているわけではない。どちらに行っていいかわからない時はサイコロを振る気持ちで即決する。とにかく行動する。まあ、出たとこ勝…

ポッカサッポロフード&ビバレッジの國廣喜和武社長

社長の本棚

【ポッカサッポロフード&ビバレッジ】國廣喜和武社長

史実に基づいた歴史小説が好きで、特に司馬遼太郎さんはほとんど読んでいますし、宮城谷昌光さんもおもしろい。 サッポロビール本部長時代、お客さまから北方謙三さんの『水滸伝』を勧められました。北方作品は『楊家将』などは読んでいましたが、『水滸伝』のような架空の話は興味がなかった。ところが、これが実におもしろい。2カ月で19巻全部読み、北方作品がいっぺんに好きになった。 『…

タカラバイオ株式会社の仲尾功一社長

社長の本棚

【タカラバイオ株式会社】仲尾功一社長

山本周五郎の『樅ノ木は残った』『ながい坂』、司馬遼太郎の『峠』です。これが読んだら面白い。またまた、はまって片っ端から長編歴史小説を手に取った。どちらかというと、江戸時代より維新のころが舞台の作品が好きですね」 最近、印象に残った作品は? 「Sでは気候変動の謎に迫る『チェンジング・ブルー』、Bは技術系の頭でも分かりやすいマーケティングの話『100円のコーラを1000…

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社長の本棚

【オリックス生命保険株式会社】片岡一則社長

10日間で「三国志」全巻読破も…

“真田巡り本”出版の歴ドル・小日向えりは「大河に出たい!」

そこから漫画や小説にハマって、池波正太郎とか司馬遼太郎の作品を読み漁るように。 歴史そのものというより、小説や創作から好きになったので、日本史や世界史の授業は全然好きじゃなかった。でもこの前、(母校の)中学校の先生が書いた校内新聞の中に、「卒業生の中に歴ドルをしている小日向えりさんがいて、図書室で誰も借りていない歴史の本に唯一、彼女の名前だけが書いてあるのを見つけた…

“これから読む本”は社長室にズラリ!

社長の本棚

【フォーサイト】山田浩司社長

作家では司馬遼太郎さんの本はだいたい読んでいます。一番は『竜馬がゆく』。経営者がやる気になれる本で、私は30歳くらいで起業したのですが、この本が私の力になりました。宮本輝さんも文章が緻密で好き。ほかには『島耕作』シリーズや『サラリーマン金太郎』などのコミックも、疲れたときなどによく読んでいます。料理・グルメ関係のコミックも面白い。普通の料理本は、レシピは書いてありま…

武田鉄矢

今週グサッときた名言珍言

「なりきろう、龍馬に! なりきろう、おりょうに!」by 武田鉄矢

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで以来、40年以上のファン。今でこそ龍馬愛好者は多いが、当時はまだ知る人ぞ知る存在。だから18歳の時に初めて龍馬の墓参りに訪れたとき、周囲には誰もおらず墓を“独り占め”できたという。 京都の墓に通っているうちに「龍馬の骨が欲しい」というおかしな願望まで持ち始めた。「ひょっとしたら骨の1本くらい外に出てるんじゃないか」と墓の周りを丹念に…

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