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泉鏡花特集

「河童のお弟子」泉鏡花ほか著、東雅夫編


(芥川龍之介著「河童」) 同時代を生きた「おばけずき」3人、泉鏡花・芥川龍之介・柳田國男の河童にまつわる作品を集めた異色作品集。(筑摩書房 1200円+税)…

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連載9981回 古くなるほど新しい


泉鏡花を読んでいて新鮮に思われるのは、その中に当時の風俗、言葉、固有名詞などがきっちり書きこまれているからではないか。 時代を全く感じさせないようなニュートラルな作品は、むしろ味気なく感じられるのではないか、などと、ふと考えたりするのである。 (この項つづく) ――協力・文芸企画…

五木寛之氏

五木寛之【特別寄稿】 観光ブームの陥穽


21世紀美術館、泉鏡花記念館など、目新しいモニュメントもないではない。しかし、もともと観光にはあまり熱心でない土地柄だった。たぶん5、6年住んで暮してみれば、金沢のおもしろさがわかるだろう。 2時間半で金沢へやってきて、1日か2日で駆けもどる旅には向かない土地ではないかと思っていた。まあ、3カ月か、良くて半年ぐらいのにぎわいだろうと、たかをくくっていたのである。 ところが、その私の推測は、ものの…

外濠公園遊歩道から総武線を望む

ここはリゾート地?


フランスの風刺画家ビゴー、泉鏡花、内田百閒、吉行淳之介らが住んでいたそうで、ひどく静か。ソニー・ミュージックエンタテインメントのビルを左手に、四ツ谷方向へ。 さて、ここからが今日のメーン。階段を十数段上ると、市ケ谷駅から数分の場所とは思えぬほど、緑がいっぱいの歩道に出る。 草の絡まる太い木が何本も真っすぐ、線路側に伸びている。森の中なら天空に向かって垂直に伸びるのだろうが、光を求めてか、一斉に斜…

怪談で残暑を乗り切ろう編


怪談専門雑誌「幽」の編集長でありながら、霊感ゼロの東編集長、カメラマンMOTOKO、アシスタントU、編集者R、加門のメンバーによる怪談ツアーは泉鏡花の「夜叉ケ池」や柳田國男の「遠野物語」の舞台など、全国を巡り歩くが、東京にも心霊スポットはいくつかある。 <本所七不思議>のひとつが、水中から、釣った魚を置いていけという声がするという〈置いてけ堀〉。その“堀”跡認定地が、商店がひしめく錦糸町駅北側…

「男ともだち」千早茜著


著者は、「魚」(のちに「魚神」と改題)で小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞を受賞し、「あとかた」で島清恋愛文学賞を受賞して直木賞候補となった期待の作家。今年は本作で再び直木賞候補になった。さらりと流れるような文体で、「ともだち」としての男を求める主人公の心模様が丁寧に描かれている。 (文藝春秋 1550円)…

鋭い指摘/(C)日刊ゲンダイ

瀬戸内寂聴さん「子供たちにこの国を渡して死ねない」


代表作は「花に問え」(谷崎潤一郎賞)や「場所」(野間文芸賞)、「風景」(泉鏡花文学賞)など。「源氏物語」に関連する著作も多い。2006年文化勲章。2012年5月には経済産業省前で脱原発のハンガーストライキに参加した。…

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「書楼弔堂 破曉」京極夏彦著


才能を開花させる前の若き泉鏡花。妖怪学を世に問うた仏教哲学者、井上円了。児童文学の扉を開いた巌谷小波。勝海舟やジョン万次郎まで現れる。 特に事件が起きるわけでもないのだが、作者の博識と想像力が紡ぎ出した店主と客人の対話は、読書の醍醐味満点。店主が、「巡り合うべき大切な本」として客に勧める一冊も意表をついている。 (集英社 1900円)…

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エリート街道一直線 三井物産の新広報部長は芥川賞作家!


エリートコースですよ」(某商社マン) 小説家としても順調で、11年には「赤の他人の瓜二つ」でドゥマゴ文学賞、今年は「往古来今」で泉鏡花賞を受賞した。 「広報部長は“会社の顔”ですから、メディア関係者など外部との付き合いが多い。夜の会合も増えるでしょうから、作家との両立は大変でしょうが、三井物産は昔から個性を重んじる社風です。磯崎氏の個性に期待しています」(経済ジャーナリストの小宮和行氏) メディ…

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