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池波正太郎特集

「女城主」池波正太郎ほか著 細谷正充編

(PHP研究所 620円+税)…

文庫あらかると

「酒肴日和」池波正太郎著 高丘卓編

(徳間書店 920円+税)…

多彩な芸風で知られる

あの人は今こうしている

鬼平犯科帳で"賄い方"演じた沼田爆さん 「普段は食に無頓着」

■“食通”池波正太郎ならではの役柄 「今年も正月スペシャル『密告』が放送されましたね。レギュラー放送はとうの昔に終了しましたが、その後は年1本のペース、スペシャル番組という形で制作されてるんです。もちろん、ボクも出ました。2時間スペシャルといいながら、一瞬でしたが、ハハハ」 JR渋谷駅近くの喫茶店で会った沼田さん、まずこう言って笑った。 「今回は死罪と決まった罪人…

細面の二枚目で渋声 アニメで蘇る「鬼平」の魅力と見せ場

累計発行部数は、実に2700万部という池波正太郎原作初のアニメ化。アニメで本格時代劇? と思われるかもしれないが、総指揮が、半世紀以上アニメ制作に携わり、昨年の大ヒット作「この世界の片隅に」の名プロデューサー丸山正雄さんと聞けば、心配は吹き飛ぶ。個人的には、丸山さんが手掛けた石ノ森章太郎原作のモノクロアニメ「佐武と市捕物控」(68年)のスピード感が忘れられない。 大…

「使ってみたい武士の日本語」野火迅著

池波正太郎や藤沢周平らの時代小説をテキストに、侍言葉を解説した日本語面白本。 例えば「お流れちょうだい」。この一言とともに相手の杯を借りて酒を飲むのは「相手の精神や肉体にまとわれる貴重な何かを授かろう」という一種の儀式だと解説する。杯に残ったしずくには、清めの働きがあるとも考えられていたようだ。その他、腰に帯びた太刀の鍔元を握ったまま親指で鍔を押して刃を緩め、いつで…

第2シリーズ「盗賊二筋道」

「鬼平犯科帳」魅力の真髄

原作の魂を大切にするスタッフたちの名人芸

現在も原作者池波正太郎が贔屓にした料理人近藤文夫さんが料理を作り、クール便で送付したものを持ち道具担当の小田忍さんが盛り付ける徹底ぶりだ。 池波は生前、毎回脚本を読み込み、「だったんだ」ではなく「だったのだ」と言葉遣いや衣装にまで「朱筆」を入れていたという。そのこだわりと原作の魂を大切にするスタッフの思いが画面から伝わってくる。…

第3シリーズ「密偵たちの宴」から

「鬼平犯科帳」魅力の真髄

スネに傷持つ密偵たちが一本筋を通すカッコよさ

このカッコよさは池波正太郎がもっとも得意とするところだ。 そんな密偵たちの思いが爆発したのが、「鬼平犯科帳」第3シリーズの「密偵たちの宴」。凶賊を平蔵が一網打尽にした夜、粂八が極悪なやつらに本物のおつとめとはどんなものか見せてやりたいと発言。話は盛り上がり、「やるか、ひとつ」ということになる。狙いをつけたのは非道な金貸し医者。ところがそこにはすでに悪い盗人が引き込み…

第1シリーズ「血頭の丹兵衛」

「鬼平犯科帳」魅力の真髄

日本を代表する名優たちが演じた個性派盗賊

原作者池波正太郎と縁が深い新国劇の看板俳優は、この役のため、衣装からカツラ、小道具までこだわり抜いての出演だった。なお、後にこの蓑火の喜之助は、第4シリーズ「老盗の夢」で丹波哲郎が演じて再登場。若い女のため、最後の大仕事を企てるが、他の盗賊に仕掛けを奪われそうになる。死を覚悟して単身敵方の隠れ家に乗り込み、刃をふるう喜之助。丹波の鬼気迫る演技もまた、名場面となった。…

鬼平犯科帳「五年目の客」から

「鬼平犯科帳」魅力の真髄

長寿人気を支えた 目、耳、舌を楽しませる仕掛け

中村吉右衛門(72)は40歳のとき、「次の鬼平に」と原作者の池波正太郎から直々に依頼されたが、「40歳はまだまだ小僧ですから」と断ったという。しかし、5年後、再び池波から声がかかり、ドラマ化が実現。原作者の強い思いが感じられる。 ■江戸の四季を描くエンディング 吉右衛門版鬼平には、印象的な素材がいろいろある。たとえば初代ナレーター中西龍。「いつの世にも悪は絶えない…

「休暇村協会」理事長の中島都志明さん

プロの本棚

休暇村協会理事長・中島都志明さん「司馬作品で迷いなくなった」

その頃に読んだのは池波正太郎や藤沢周平の時代小説。あと、山岡荘八の『徳川家康』も面白かったですね。家康は好きな武将ではありませんが、作品の構想力に圧倒されて、全26巻を一気に読みました」 ただ、50歳を過ぎた頃から極度の乱視に悩まされるようになり、やむなく読書は中断することに。 「集中して文字を読むと15分ぐらいで頭が痛くなるのです。なんとも残念ですが、リタイアした…

今なら“真田初心者”でも十分ついていける

裏ワザであらすじ復習 まだ間に合う「真田丸」の楽しみ方

こちらはご存じ、池波正太郎さん原作で娯楽大作に仕上がっています。これを見て先に“予習”をしておいて『真田丸』を見るという方法もありますね」(前出のペリーさん) 「真田丸」はまだ始まったばかり。残り10カ月もさまざまな人間模様が待っている。一年を棒に振らないためにも、今ならまだ間に合う。…

BOOKレビュー

「小説集 真田幸村」末國善己編

幸村の曽祖父・海野棟綱と息子の小次郎(後の幸隆)を描く南原幹雄の「太陽を斬る」をはじめ、幸村に仕えた十勇士の一人、猿飛佐助を主人公にした山田風太郎の「刑部忍法陣」、そして幸昌・幸村生存説を題材にした井上靖の「真田影武者」や真田家をライフワークにした池波正太郎の「角兵衛狂乱図」まで大御所たちの作品8編を収録。 (作品社 1800円+税)…

温水洋一さん

オトナの社会講座

歴史と文化の研究所・代表 渡邊大門さんに聞く「真田幸村は温水洋一さん似だったんですか!?」

幸村を描いた「真田軍記」(井上靖)、「真田太平記」(池波正太郎)など小説やドラマでは英雄視されているが、真の姿はどうなのか――。 「真田幸村と真田丸の真実」(光文社新書)の著者で㈱歴史と文化の研究所・渡邊大門代表は「幸村はイメージとのギャップが大きいという意味で珍しい武将です」と言う。“日本人の理想”が込められた人物なのだとか。 来年の大河では主演に堺雅人を抜擢。過…

三菱UFJニコスの井上治夫社長

社長の本棚

【三菱UFJニコス】井上治夫社長

青臭いといわれるかもしれませんが、青雲の志が伝わってくる大好きな小説です」 池波正太郎、北方謙三、浅田次郎などの時代小説を読み続けるうち、哲学者・梅原猛の歴史書「隠された十字架―法隆寺論」にたどり着く。猛烈なインパクトだった。 「古代史の世界に次々と新説を打ち出す梅原さんはスゴイ。『隠された十字架』も法隆寺は聖徳太子の怨霊を鎮めるために建立されたというのです。ただ、…

新田龍さん

プロの本棚

新田龍さん(ブラック企業アナリスト)

文芸書を読むのは、その勉強の意味もあります」 池波正太郎も小林秀雄も好きだが、すべて面白いと絶賛するのが隆慶一郎。中でも「捨て童子・松平忠輝」は「歴史小説でこんなに心沸き立つほど興奮したことはない」と断言する。本業との関連では、マキャベリの「君主論」に影響を受けて、目的達成のために努力を怠らないことを心がけているという。読む側から書き手となり、著書は10冊超。「自分…

10日間で「三国志」全巻読破も…

“真田巡り本”出版の歴ドル・小日向えりは「大河に出たい!」

そこから漫画や小説にハマって、池波正太郎とか司馬遼太郎の作品を読み漁るように。 歴史そのものというより、小説や創作から好きになったので、日本史や世界史の授業は全然好きじゃなかった。でもこの前、(母校の)中学校の先生が書いた校内新聞の中に、「卒業生の中に歴ドルをしている小日向えりさんがいて、図書室で誰も借りていない歴史の本に唯一、彼女の名前だけが書いてあるのを見つけた…

イラスト・クロキタダユキ

この映画の決めゼリフ

鬼平犯科帳(1995年 日本)

ご存じ池波正太郎原作の捕物帳。中村吉右衛門演じる火付盗賊改方・長谷川平蔵は男もしびれる豪傑。 「ためらうな! 迷うな! 一歩も引くな!全ての責めは俺が持つ」 部下に向かって、こんな頼もしいこと言ってくれる上司に出会ったことありますか? 僕はありませんが、男として惚れ惚れしてしまいます。悪者も惚れてしまうのも納得です。 盗賊頭(岩下志麻)のお豊もコロリ。でも、うまくは…

北大路欣也と里見浩太朗は共に東映出身

北大路欣也&里見浩太郎 TVドラマで“高齢ブレーク”のワケ

さらに先週は単発2時間ドラマ「剣客商売~陽炎の男~」(フジテレビ系、池波正太郎原作)もあった。これはシリーズ4作目となるが、鋭い目つきの“時代劇役者”ではない。白髪交じりのチョンマゲかつらで、縁側でお銚子をチビリチビリ飲む“欣也おじーさん”という印象だ。 40歳年下の女房おはる(貫地谷しほり)に「飲むかい?」と軽く声をかけ、おちょこを傾けながら貫地谷がセクシーに寄…

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「作家の珈琲」コロナ・ブックス編集部著

冒頭に登場するのは「鬼平犯科帳」シリーズなどで絶大な人気を博し、食通としても知られる池波正太郎。江戸の食文化に通じていた氏は、意外にも食後に必ず飲むほどのコーヒー好き。当時は珍しかった「水出しコーヒー」を味わった定宿の山の上ホテルのコーヒーパーラーや、ホテル近くの「古瀬戸珈琲店」、そして京都の「イノダコーヒ」など、その他作家の行きつけの45店や、作家本人の筆による…

本来は温かいはずの料理を“冷やして食べる”のがトレンド

カレーにカップ麺、団子まで…この夏「冷やしもの」がアツい

出典は、池波正太郎『食卓の情景』に収録されている『ランプの宿』。温泉宿の夕食に出されたカツレツに、ウスターソースを『びしょびしょ』にかけて翌朝までおき、冷たいまま熱いごはんで食べるとあります。『冬にやるのはことによい』そうなので、冷蔵庫で冷やすのは理にかなうはず。肉の脂とソースが衣に染み込み味がグッとしまることで、思いがけずしっとりした味になります。 次は、椎名誠『…

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