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市川崑特集

石坂浩二

珠玉の名作の裏に愛妻夏十さんとのドラマあり


市川崑監督は会心作「細雪」が公開された1983年、愛妻で脚本家の和田夏十さんを亡くしてしまう。夏十さんは、二人三脚で映画製作にあたる盟友でもあった。石坂浩二(74)が振り返る。 「ものすごく大きな存在だったと思います。『細雪』では、それまで脚本やアイデアで監督を支えてきた夏十さんが『なぜ今あなたがこれをやりたいのか分からない。やめた方がいい』と突き放すように言ったと聞いています。そして『それでも…

(C)AP

宇崎竜童が語る「高倉健からもらったもの」


【四十七人の刺客 1994年・東宝】 監督は「炎上」「おとうと」「東京オリンピック」を撮った市川崑。内容は題名の通り、忠臣蔵である。市川崑はもともとアニメーターで、洒脱な作風の人だ。 市川崑は市川雷蔵、石原裕次郎、勝新太郎、仲代達矢と日本を代表する男優と仕事をし、「一度は健さんと仕事がしたい」と言って、オファーしたという。 忠臣蔵は群集劇だ。高倉健ひとりの演技だけがずばぬけていても、作品全体の評…

「映画女優」

映画女優(1987年 市川崑監督)


(森田健司)…

これまでとは異なる金田一耕助を好演

長谷川博己が「獄門島」で創り出した新たな金田一耕助像


昭和20年代の片岡千恵蔵はともかく、市川崑監督作品での石坂浩二(75)の印象が強い。またドラマ版では古谷一行(72)を中心に、片岡鶴太郎(61)、上川隆也(51)などが金田一に扮してきた。そして今回、長谷川博己(39)に驚かされた。これまでとは全く異なる金田一だったからだ。 石坂や古谷が見せた、どこか“飄々とした自由人”の雰囲気は皆無。暗くて重たい変わり者がそこにいた。背景には金田一の凄惨な戦…

左から清水富美加、バカリズム、水野美紀

オススメは「黒い十人の女」 深夜ドラマに見どころ多し


もともとは市川崑監督の同名映画で、市川の妻・和田夏十の脚本をバカリズムが大胆にアレンジ、この時代のドラマとして見事に蘇らせた。ちなみに映画版は船越の父、船越英二が主役で船越がドラマ化を熱望したとか。 不倫を深刻に描いた悲劇ではなく、ばかばかしい喜劇にしている。愛人同士が仲良くなったり壮絶なバトルを繰り広げたり、あり得ない展開だらけ。本音が飛び交い、奇抜な演出で楽しく見られる。「不倫です、みなさ…

原作の設定を生かしつつ現代風に書き換えた

バカリズムが巧みにデフォルメ 「黒い十人の女」脚本の妙


ベースは1961年に公開された市川崑監督の同名映画。9人もの愛人を持つドラマプロデューサーが、裏で手を組んだ女たちに命を狙われるという物語だ。 主人公であるプロデューサー・風松吉役は船越英一郎。愛人たちの間を遊泳する姿が実にハマっている。55年前の映画では、父・船越英二(「時間ですよ」で銭湯の番台に座っていた姿も懐かしい)が飄々と演じていた。 また愛人たちのキャスティングも、このドラマの見どころ…

イラスト・クロキタダユキ

病院坂の首縊りの家(1979年 日本)


暗いストーリーをテンポよく見せるワザは、市川崑監督の真骨頂。病院の理事長役の佐久間良子を筆頭に、芸達者の役者陣が見事な演技を披露。当時21歳の桜田淳子が歌うジャズはマジうまい! 容疑者として息子を逮捕された母親(三条美紀)が、刑事の慰みの言葉にバシッと返したセリフがコレ。タンカを切る演技は、思わず噴き出してしまう。飲み屋の女将におっかさんと気安く言ってはいけないと反省。 この時季にピッタリの怖~…

10代のプロポーションをいまだ維持

65歳で衰えなし 山本リンダ“アンチエイジング”の極意とは


代謝が良くなって体の内側からきれいになるらしいですよ」 内面からの女磨きにも力を入れているのだろう、今年3月のブログには「ここ数年、以前から観たいと思っていた世界史に残るような『映画』を時々観ています」とし、「市川崑監督生誕100年記念映画祭」に足を運び、「雪之丞変化」や「おとうと」を観賞したとつづっている。 「7歳年上の夫は大学教授で、01年、50歳のときに結婚している。初婚ということでも話題…

海外でも演技の評価が高い桃井かおり

充実の女優・桃井かおり ベルリン国際映画祭に意欲満々


映画デビューは今から45年前の市川崑監督「愛ふたたび」。当時、人気絶頂だったフランス人俳優のルノー・ベルレーを日本に招いて主演に起用した作品だった。異国情緒豊かな作品で、今から思えば、デビュー時から桃井は国際感覚が似合う女優であった。 海外を視野に入れた女優は今の日本では非常に少ない。盟友の松田優作もハリウッド進出を目指し、スタートに立ったところで亡くなった。桃井は長年かけて培った日本の“カツ…

石坂浩二

映画「細雪」 吉永小百合の小悪魔的魅力を引き出した演出力


映画「犬神家の一族」に「細雪」「ビルマの竪琴」と、市川崑作品の常連だった石坂浩二(74)。金田一耕助シリーズ5作が製作されたが、石坂はそれとは別に「火の鳥」(1978年)の出演をオファーされ、それを断り、監督を怒らせたことも。 「手塚治虫さんの中でも『火の鳥』は好きな作品なんですよ。だけど、実写とアニメの動画で果たして原作の素晴らしさが描けるのかというと、そうは思えなかったし、黎明編は火の鳥の中…

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