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三島由紀夫特集

ピース又吉に続く?

押切もえ 山本周五郎賞ノミネートで直木賞に“リーチ”か


第29回「三島由紀夫賞・山本周五郎賞」(新潮文芸振興会主催)の候補作が21日に発表され、モデルでタレントの押切もえ(36)の小説「永遠とは違う一日」(新潮社)が、山本周五郎賞にノミネートされて話題になっている。 普段はファッション誌で活躍する押切だが、小説は13年のデビュー作「浅き夢見し」に続く2作目での快挙。「永遠とは違う一日」は、文芸誌「小説新潮」15年1月号~16年1月号に断続的に連載され…

文豪の意外な素顔に触れる本


(国書刊行会 2200円+税) 三島由紀夫と谷崎潤一郎、ノーベル文学賞候補にもなった2人の巨星をサディズムとマゾヒズムの視点から論じた文学評論。 三島は「残酷な暴力を愛好するサディズムの作家」のように見えるが、必ずしもそうではなく、その本領は、加虐と被虐、SとMの要素が複雑に絡んでいるところであるという。一方のマゾヒズムの作家といわれる谷崎のマゾヒズムは、生来のものではなく、仮構された「心理的マ…

井原裕 独協医科大学越谷病院こころの診療科教授

「法学部に進んだのに作家を志望する息子にどう声をかけるべきか」


確かに、三島由紀夫や平野啓一郎のように法学部出身の作家だっています。自分もそういった道に進みたいのだと思います。どうアドバイスすればいいでしょうか。 A 前回は、文学・哲学志望の医学部生でしたが、今度は同じく法学部生です。専門職の家系だと、どうしても安定を志向するので、つい自分たちと同じ仕事を若い人に勧めてしまいます。 弁護士も安定していますが、司法試験は医者になるよりはるかに狭き門です。それに…

作家でありながら現役バスガイドも続ける花房観音さん

作家・花房観音さん 20代後半に出会った団鬼六作品との縁


「作家になってから谷崎潤一郎や夏目漱石、三島由紀夫など近現代文学をよく読むようになりました。それらや、源氏、平家、今昔、宇治拾遺の古典には文学の基礎がありますからね。先般、名作を本歌取りした官能短編集『花びらめくり』(新潮文庫)を出版しました。タイトルを見てもらうと分かりますが、『卍』から『卍の女』を、『それから』から『それからのこと』を『仮面の告白』から『仮面の記憶』などです。名作から漂うエ…

作家・中川右介氏

中川右介氏寄稿 「妻ある男の恋」再び容認されるためには


女性の不倫への罪の意識は薄れ、「夫にバレなければいい」となり、それならば「私にもできるかもしれない」「やってみたい」となり、1950年に大岡昇平が「武蔵野夫人」を、57年には三島由紀夫が「美徳のよろめき」を発表すると、ともにベストセラーになり映画にもなった。とくに後者はテレビドラマ化もされ、「よろめき」は不倫を意味する流行語となった。 一方、以前の日本は「妻のある男が他の女と関係をもつこと」に…

国際ジャーナリストでテレビキャスターの蟹瀬誠一氏

蟹瀬誠一さん 雇っていただくではなく「働いてやる」


入学の年の1970年に、三島由紀夫が市谷の駐屯地で割腹自殺しました。ノーベル文学賞に名が挙がる作家が軍隊の真似をして割腹自殺をしたのが不思議でならなかった。これを契機に「世の中のなぜ」を調べて、人に知らせたいと思いました。 73年、神父でもあった米国人のゼミの先生から、TIME誌が夏季のインターン生を探していると、話がありました。ラルフ・デビットソン社長の直属のプロジェクトで、世界から5人、ジ…

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連載9988回 終らざる夏の記憶


「小説現代」の連載エッセイで、三島由紀夫のレコードについて書いたこともあるだろう。いろんな人から録音版を欲しいと言われて、目下、何枚か重版しているところである。 台風も大したことなく過ぎて、季節はそろそろ夏の終りにさしかかった。そこで「歌う作家たち」の番組の中でオンエアした『夏の終わり』という歌のことを、少し紹介しておこう。 前にも書いたと思うが、『夏の終わり』は、キングレコードから発売された市…

「大人の極意」村松友視著


晩年の三島由紀夫やスーパースター的社会人になってからの長嶋茂雄らの笑い方を例に、大人としての自然な笑い方を会得する難しさなど、これまで出会ってきた大人の魅力を伝えてくれる人々を紹介しながら、彼らから学んだ大人の流儀を語る。(河出書房新社 760円+税)…

元宮城県知事の浅野史郎さん

浅野史郎さん 山本周五郎の「ながい坂」が人生を後押し


あれはうれしかった」 ■作家リストには池井戸潤の名も 東大時代は教養ゼミの授業を通じて、夏目漱石や三島由紀夫などを読み込んだ。リストには歴代の名作家が並ぶが、その中には池井戸潤や百田尚樹といった最近の作家も目につく。 「池井戸作品の一冊『空飛ぶタイヤ』は今思い返すと、燃費偽装問題で揺れる三菱自動車の話に通じるところがあって面白い。僕の読書スタイルは、ある作家を読み始めると次から次へと読んでいく。…

「酒と戦後派」埴谷雄高著


たとえば、三島由紀夫が近くに座っての酒の席での話。 「――俺は血が見たくて仕方がないんだ。本当だぜ」と、いたずらっこのような顔をして言ったのが引き金になったのか、その酒の席は荒れはじめたという。 なんか怖いなぁ。 また、こんな記述も。「椎名麟三と梅崎春生、という新宿マーケット街における2人組酔っぱらい」に野間宏と埴谷、それに全身小説家の井上光晴が加わったというのだから強力である。 それにしても…

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