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大隈重信特集

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西早稲田の大隈重信邸に足しげく通う


利かん気な浅子の豊富な人脈は、伊藤博文、桂太郎、松方正義、西園寺公望、大隈重信など明治・大正のそうそうたる政治家に及んだ。特に親しくしたのが大隈重信で、新宿区西早稲田の大隈邸(現・大隈庭園)に足しげく通ったようだ。浅子は自宅を訪問した際、客間に案内されるのを待たずにズカズカと上がり込み、主人のいる居間に一直線に向かったという。 大隈邸は当時、敷地だけで約1万坪。せっかちな彼女には時間がもったい…

劇団チョコレートケーキ「治天の君」 (C)池村隆司

2つの時代に焦点 大正天皇は本当に暗愚の天皇だったか?


そして、明治天皇を崇敬する昭和天皇や養育係の有栖川宮威仁、首相・原敬、宮内大臣・牧野伸顕、侍従武官・四竈孝輔、大隈重信らが大正天皇の心象として登場する。 父たる明治天皇を畏敬しながら、病弱と生来の柔和な性格から「強い国家」を背負う才気に欠けた「凡庸な天皇」。それは、国家からも忌避される存在であることは言をまたない。 大隈重信が「天皇とは何か」を問われ、こう答える。 「御維新を成し遂げた我々にとっ…

飲み旅に出かけたくなる本特集


スジと聖護院大根の関東だきを肴に、大隈重信が命名した酒「世界一統」を傾ければ、もはや言うことなしだ。 (東京書籍 1300円+税) 20万部突破の「本所おけら長屋」シリーズの著者によるエッセー。気張って遠出せずとも、故郷の下町・本所を中心に、腰を据えてB級グルメと酒を味わう気軽な飲み旅がつづられている。 例えば焼き鳥屋。下町の店には目に見えない仕切り線があり、カウンターに座るのは孤独派、テーブル…

イラスト・内藤毅

「戦艦三笠」のため予算を流用した西郷従道&山本権兵衛


西郷従道は大隈重信に「天成の大将にして、将の将たるの器を有するものなり」「無邪気にして野心なきにあり」と称賛されるほど、政治的野心を持たない逸材でした。 彼は薩摩閥の代表として、内閣総理大臣になれたのに多くを望まず、明治18(1885)年から7代、2度にわたり海軍大臣を務めました。日本の近代海軍を整備した最大の功労者は、この従道だと考えていいでしょう。 一方の山本権兵衛も薩摩閥で、明治24年に…

走り続けた主演の波瑠

「あさが来た」快挙へ 成功の秘密は“幸と不幸のバランス”


この点、「あさが来た」では「五代さま」をはじめ、福沢諭吉や渋沢栄一、大隈重信などとの交友を描くことにも成功していた。 主人公・白岡あさの「幸と不幸」のバランスに着目しているのはコラムニストのペリー荻野さんだ。 「おてんばなお嬢さんが次々に事業を成功させていく単なるサクセスストーリーというより、その都度その都度、不幸にも見舞われています。例えば炭鉱事業を成功させた直後には、“五代さま”が亡くなった…

残念ながら当時を偲ぶ面影はナシ

浅子が暮らした家は米国発祥のアイス店になっていた


浅子は大隈重信など政財界のお歴々と付き合いを持ったが、彼女の薫陶で多数の才媛も育てている。その中には、女性政治家の市川房枝、「赤毛のアン」の翻訳者である村岡花子もいた。 浅子は1914年から亡くなる前年まで、静岡県御殿場市の二の岡にあった別荘に20人ほどの女性を招き、夏期勉強会を実施した。村岡花子は後年、「作家の道を志したのは、この二の岡で過ごした夏がきっかけであった」と語っており、御殿場の自…

25歳にして芸歴17年のベテラン

「あさが来た」出演の柳生みゆ “脇役ヒットの法則”なるか?


近々、大隈重信役で高橋英樹(71)、その妻・綾子役で松坂慶子(63)が登場するそうだが、ファンの間ではもう一人、気になる女優がいる。あさの義理の妹・白岡さち役として9日から登場している柳生みゆ(25)だ。 「義理の母親役の風吹ジュンが“若い頃の私にソックリ”と紹介して画面に登場したのが柳生でした。たしかに若い頃の風吹に似ていて可愛らしい表情ですが、おでこの感じを見ると、どちらかというと、あさの姉…

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「維新政府の密偵たち」大日方純夫著


大隈重信の回想録によると、維新当初、世情が不安定になり、陰謀・暗殺が多発したため、明治政府は一種の探偵ともいうべき弾正台、廃藩置県後は監部を置いて人心の動きを探ろうとしたという。当時、政府直属の密偵として不平士族の動静を探るために動いた荘村省三や、キリスト教の動静を探索した安藤劉太郎らの活動の実際、組織の仕組み、そして彼らの末路まで。陰の存在の活動を史料を駆使してよみがえらせる。江戸時代の忍者…

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