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山田厚特集

弱者イジメの極致

与党がTPP強行採決 悪辣政治に「数の力」を持たせた絶望


背景には、圧倒的な多数派だから何でもできると居直っている今の政権の傲慢な姿勢があります」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) こういう独裁的な政権に「数の力」を持たせることが、いかに危ういか。世論調査などでは、TPP承認は「急ぐべきでない」が多数派なのに、その声はまったく国会に届かない。 これは野党の責任も大きい。与党の圧倒的多数を前に、少数派の野党にできることは限られているが、それにしても、民進…

打算と欺瞞(若狭候補の応援に駆け付けた安倍首相と小池都知事)

補選でハッキリした本籍自民党 小池劇場幕引きの懸念


選挙戦は終始、与党のペースで進み、都知事選で完勝した小池劇場の番外編とでもいうような展開になっていました」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) ■後続アピールだけの選挙戦 東京10区の補選は、7月の東京都知事選に転出した小池百合子知事の議員失職に伴って行われたものだ。知事選で自民党の方針に逆らい、「離党も辞さず」と小池を支援した若狭が、茶番の公募で党公認候補として出馬。都知事選と同じ「百合子グリー…

“利権”のうわさが絶えない都議会のドン・内田茂都議(右奥)

都知事選、議会論戦も…小池劇場で露呈した自民党の劣化


今の自民党があまりに内向きでグダグダになっているから、その対比で鮮やかに見えた小池氏が圧勝したのです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) 自民党都連が都知事選の最中、党所属議員やその親族が小池氏を応援した場合は「除名などの処分対象になる」とする警告を文書で出したことも小池氏を利した。有権者には“イジメ”に見えたのだ。 それに屈せず小池氏を支援したのが、後継として東京10区の補選に出馬する若狭勝衆…

“安倍総裁”ではなく“安倍総統”

ヒラメ集団自民党 「安倍サマ忠誠合戦」の薄気味悪さ


政治ジャーナリストの山田厚俊氏が言う。 「スタンディングオベーションが自発的なものならまだしも、号令一下、自民党議員が一斉に従う様子は異様でした。安倍首相への忠誠心を見せるためなのか、何も考えていないのか知りませんが、個人崇拝に近くなっている。安倍首相が言うことは何でも正しいのか。支持率が高ければ何をしても許されるのか。個人崇拝は独裁につながります。国会議員は国民の代表だという基本的なことを忘れ…

キューバでも札束外交

20年に経済クラッシュ? 安倍総裁任期延長を待ち受ける暗雲


政治ジャーナリストの山田厚俊氏が言う。 「自民党が総裁の3選禁止を党則で定めた74年前後は、『三角大福中』とも呼ばれた権力闘争が熾烈を極め、それが党内の活性化や組織の新陳代謝につながっていました。今は安倍首相の1強状態といわれ、唯々諾々と総裁任期延長を決める動きは、自民党のレームダック化を象徴している。人材払底の裏返しです。任期延長が、安倍首相にとって本当にプラスかは分かりません。豊洲新市場の…

厳しい船出

代表選舞台裏の異様 蓮舫新代表は恐らく潰されるだろう


再生なんて夢のまた夢です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) 代表選の最中に突如、蓮舫の二重国籍疑惑が浮上したのは、「民進党内部からのリーク」という噂も流れた。蓮舫の金銭スキャンダルに関する怪文書も出回った。毎度おなじみの党内抗争。党名を「民進党」に変えて最初の代表選がこんな調子では、先が思いやられる。 予想された展開とはいえ、蓮舫の二重国籍問題では、この党の脇の甘さ、保守勢力の偏見をまざまざと…

上昇志向の塊

築地移転は権力闘争 政界風見鶏・小池百合子のしたたかさ


その道具として、市場の移転延期を使ったということです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) 移転延期はパフォーマンスでしかないから、年明けに豊洲市場用地の地下水汚染の有無を調べるモニタリング調査の結果が出たら、「安全性に問題はない」として移転を認めることは容易に想像がつく。小池にとって、話題になり、騒がれることが重要なのだ。 ■しょせんは醜悪な権力闘争 小池は豊洲移転延期を決めた理由として、「安全…

労働者の敵

残業代ゼロが形を変えた 「働き方改革」に気をつけろ


今回の働き方改革も、姑息な目くらましでしかありません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) ■使用者側の論理で決めて押し付ける さらに問題なのは、厚労行政を新設大臣の下でやることによって、労働者の権利がないがしろにされる危険性が高まることだ。政治学者の五十嵐仁氏が言う。 「労働政策に関する重要事項は、本来なら厚労相の諮問機関である労働政策審議会(労政審)で議論して決めることになっています。労働者と…

強行採決がさらに増える

国民が葬った民主主義…改憲へ衆参独裁政権誕生の絶望


岡田降ろしの動きが出てくるでしょう」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) 実際、民進の改憲派は9月の代表選で勝負に出る準備をしているという。 「党内保守派の間では、『共産党なんかと組むのはダメだ』という意見が根強い。細野(豪志)さんや長島(昭久)さんたちから、共産党と手を切り、中道保守政党として立て直すことを訴えて代表選を戦うという主戦論が出ています。代表選で負ければ党を割る覚悟だといい、すでに党…

ついに観念

ポスト舛添 “五輪返上”を公約に掲げる候補者はいないのか


自公政権はまた、五輪の成功を錦の御旗に人気取りの知事選をやるつもりでしょうが、都民をバカにしているとしか言いようがありません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) 五輪は、舛添降ろしの理由にもされた。「開催地のトップがこれでは恥ずかしい」というのだ。舛添の方も、五輪を人質に取って延命を画策してきた。 ■五輪を盾に取る権力の醜悪 不信任決議案の提出が決まる中、14日の都議会運営委員会理事会では目に涙…

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