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樋口一葉特集

名だたる演出家と仕事をしてきた

舞台演出に挑戦 小泉今日子の“手腕”に演劇評論家が太鼓判


過去に「高き彼物」(09年、本多劇場)と「頭痛肩こり樋口一葉」(13年、紀伊國屋サザンシアター)という小泉主演の舞台を2つ見ている演劇ジャーナリストの山田勝仁氏はこう言う。 「すでに数々のテレビドラマで活躍している人ですから、演技はシッカリしていました。当初はドラマと違って舞台は声が命ですから“ちょっと届かないかな”と思いましたが、『樋口一葉』の時はだいぶ改善されてきましたね。今は安心して見て…

一葉を演じる黒木華

二兎社「書く女」 陰影に富む女優・黒木華の圧倒的な演技力


主人公は樋口一葉。井上ひさしの作品に、家族制度に縛られた一葉の不遇な生涯を笑いで包みながら明治という時代と切り結んだ「頭痛肩こり樋口一葉」という評伝劇があるが、永井愛(作・演出)の「書く女」は、自立した女性として時代に抗した一葉の生き方に焦点を当てている。 元士族の父と長兄が亡くなり、長女として一家を支える戸主となった夏子(一葉)は生活のために小説家を志し、新聞小説で人気を博していた半井桃水を訪…

浅草通になれる本特集


だが、かつて文学者らを引き付けた浅草の魅力は「観光人力車」に乗るだけではなく、樋口一葉が「十三夜」で描いた、最底辺労働としての「人力車」にも触れてこそわかるのでは、と問いかける。 といってもお堅い本というわけではなく、有名な神谷バーやグルメ、土産店、銭湯なども文学者目線で紹介。巻末では、先生と学生が100年ほど前のガイドブックに沿って歩く浅草散歩の様子もつづられている。もっとも学生らの関心は参道…

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「真田丸」武田勝頼役を好演 平岳大の知られざる挫折秘話


21日から舞台「書く女」で樋口一葉の小説の師を演じるなど、出演作が目白押しだ。 ■医師目指すも「不向き」で断念 名優・平幹二朗、女優・佐久間良子の長男として誕生。暁星小3年の時に離婚、母親に引き取られた。同中・高校と進んだが、偉大な両親の呪縛から逃れるため高1で単身渡米し、モーゼス・ブラウンスクールに入る。 慣れない寮生活、英会話に苦労したが、ガールフレンドの上級生からマンツーマンで英語を教わっ…

野坂昭如さん

追悼・野坂昭如さん 時代を相手に暴れた「含羞の硬骨漢」


「句点が少なく、読点だけで書き進める独特の韻律を持つ“野坂調”の文章は樋口一葉の影響を受けたといわれています。若い頃から大酒飲みで、文壇に憧れながら酒を飲む日々をつづった『新宿海溝』という著作もある。晩年は完全なアル中でしたが、酒を飲むのは照れ隠しという側面もあった。昔から女性を口説くときも恥ずかしいからつい飲みすぎてベロベロになってしまう。自分が書いた小説やエッセーも酒が入らないと読み返せな…

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「幻影の明治」渡辺京二著


樋口一葉を主人公にした「からゆき草紙」など一連の作品を読み進めながら、事実と虚構を巧妙に紡ぎ、時に当時の政治の深淵など明治新社会をリアルに描き出した風太郎の物語の根底にある批評性などを考察する。 (平凡社 2200円)…

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