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手塚治虫特集

GRAPHIC

「手塚治虫が描いた戦後NIPPON(上・下)」手塚治虫著

昭和20年8月15日、医学生だった手塚治虫は、戦争が本当に終わったのか半信半疑だったが、それまで灯火管制で真っ暗だった大阪の街が明るく輝いて見えたときに、これで「好きなマンガが描ける」と戦争が終わったことを実感したという。 生涯に600余作、10万枚にも及ぶ「マンガの神様」の作品に通奏低音のように流れるのは「戦争を憎み平和を願う」思いだった。本書は、氏が遺した作品で…

「今は高くていい酒を少し」と古谷三敏さん

今だから語れる涙と笑いの酒人生

漫画家・古谷三敏が語る 手塚治虫と赤塚不二夫の酒の思い出

本格的に飲むようになったのは、手塚治虫先生と赤塚不二夫先生のアシスタントをしていた時です。手塚先生はあまり飲めなかったんだけど、一度だけ、仕事で缶詰めになった後、「オレの知ってる店でごちそうする」と言って、新宿コマ劇場のちょっと手前にあったショットバー「いないいないばぁ」に連れていってくれました。2人でジントニックを飲み、先生はカッコつけてたばこを吸うんですけど、…

出版HOT NEWS

日本の漫画の「間、引き、瞳の炎」が、世界を魅了

他にも、瞳の中に炎を描いた「巨人の星」、静寂を“シーン”で表現した手塚治虫など、日本独特の漫画表現も探っていく。久しぶりに、じっくりと漫画を読んでみたくなる。…

文庫あらかると

「あしたは戦争 巨匠たちの想像力[戦時体制]」小松左京ほか著、日本SF作家クラブ企画協力

(小松左京著「召集令状」) ほか、手塚治虫や江戸川乱歩など。戦争体験世代の巨匠10人の戦争をテーマにした作品を編んだアンソロジー。(筑摩書房 1000円+税)…

北見けんいちさん

熱中人大集合「お宝拝見」

北見けんいちさん(漫画家)

同年、手塚治虫さんが亡くなり、「漫画家は運動不足だから、ゴルフでも始めよう」という話になったのが、結成のきっかけだった。 さいとう・たかをさん、ちばてつやさん、石ノ森章太郎さん、藤子不二雄(A)さん、永井豪さん、黒鉄ヒロシさん、秋本治さんら総勢12人、そうそうたるメンバーだった。 「入会させるかどうかは、藤子さんが決めていました。入れるのは藤子さんより下手な人だけ。…

石坂浩二

映画の巨匠・市川崑の時代

映画「細雪」 吉永小百合の小悪魔的魅力を引き出した演出力

手塚治虫さんの中でも『火の鳥』は好きな作品なんですよ。だけど、実写とアニメの動画で果たして原作の素晴らしさが描けるのかというと、そうは思えなかったし、黎明編は火の鳥の中で一番つまらない。壮大な計画なのは分かりましたけどね。まあ、そういう生意気なことは言えませんから、お断りするときに『自信がありませんので』と言ったんですけど、『このわしが撮るのに信じられんのか!』…

オークファンの武永修一社長

社長の本棚

【オークファン】武永修一社長

好きなのは手塚治虫作品。「火の鳥」「ブッダ」「ブラックジャック」などですね。 最近、「火の鳥」を読み直し、改めて時間や空間の概念について考えさせられました。人類史は古代から中世、近代を経て現代へとつながってくるわけですが、手塚作品では未来から原始に飛んで生まれ変わったりします。前世のカルマも引き継ぎます。科学や常識では説明できないものがある。私自身、オカルトではない…

宮田律さん

プロの本棚

宮田律さん(現代イスラム研究センター理事長)

水木しげるさんや手塚治虫さんら戦争を経験した昭和の漫画家は、実体験を名作に描いて、反戦を唱えています。これからの時代、そういう作品が読み継がれることが重要。傑作を集めた『漫画が語る戦争』(小学館)は、戦争を知らない人たちにぜひ読んでほしい。戦後生まれの首相が唱える机上の空論のおかしさが、よく分かります」 英語やアラビア語の専門書の間に、昭和の巨匠のマンガもある。息抜…

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文庫あらかると

「イルカは笑う」田中啓文著

アベベが除霊をはじめると、航宙士に憑いていた手塚治虫の神霊が「ガラスの地球を救え」と言って消えた。神霊が人類の危機を伝えにきたようだ。ランドのホテルに到着したアベベは、人類圏の議長に協力を求められる。(「ガラスの地球を救え!」) その他、最後の地球人と地球の支配者イルカの邂逅を描く表題作など、12の物語を収めた短編集。 (河出書房新社 720円+税)…

今週グサッときた名言珍言

「自分では(役者が)本業だとは思えない」by 水谷豊

水谷は16歳で手塚治虫原作の特撮ドラマ「バンパイヤ」(フジテレビ)の主役に抜擢。その後、「傷だらけの天使」(日本テレビ)、映画「青春の殺人者」、「熱中時代」(日本テレビ)、「刑事貴族」(日本テレビ)、そして「相棒」(テレビ朝日)と各年代、長いスパンにわたってハマリ役を演じ続けてきた稀有な俳優である。 そんな水谷は12歳で子役デビューした後、「自分のいる世界じゃない…

反戦への想いを表現

ツアーで「タガタメ」披露はミスチル桜井の“反戦”意思表明か

12日の宮城(写真)では手塚治虫作品「ブッダ」の一節を引用し、「『愛』とは想像力だと思います」と語る場面もあった。 「MCで自分の“想い”を壇上で語ることも少なくない桜井は、今年3月から6月まで開催していた『REFLECTION』ツアーでは『最近、テレビを見てるとテレビの電源を消してもモヤモヤしてしまうニュースがいっぱい飛び込んできて……今年は戦後70年ということで…

「サラリーマンの新しい掟 下積みは、あなたを裏切らない!」常見陽平著

さらに手塚治虫の創作秘話や、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチ「ハングリーであり、愚か者であれ」などを取り上げながら、「凡人は努力だけでなく、さらに工夫が必要」「強烈な失敗体験、挫折を通じて、人生の可能性は広がっていく」など「下積みの掟」を講義。(マガジンハウス 1200円+税)…

ドキドキしながら読んだっけ/(C)日刊ゲンダイ

あの人は今こうしている

“マチコ先生”の漫画家えびはら武司さん「幸運続きの人生で」

今回はゲストに手塚治虫先生の弟子だった三浦みつる先生に来ていただき、藤子先生や手塚先生の秘話をたっぷりお話しします」…

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気になる新刊

「がんになって生きるということ、死ぬということ」常蔭純一著

「漫画の神様」と呼ばれた手塚治虫氏は、平成2年に胃がんでこの世を去った。胃に不調を感じ、検査を受けたときには、すでに胃の全摘出が不可欠なほどがんが進行していたという。幸い術後の経過は順調で、すぐに3本の連載漫画の執筆を開始。まるで生き急ぐかのように精力的に仕事に取り組んだ。 亡くなる1週間前、手塚氏は混濁する意識の中でこんな言葉を口にする。「頼むから仕事をさせてく…

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