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片山幹雄特集

ニッポン企業総崩れ


始まりはともに実力派の4代目町田勝彦社長と5代目片山幹雄社長の確執。当初は蜜月の2人だったが、片山時代に建設した巨大な液晶工場が巨額赤字の原因になったところからほころびが生じた。やむなく6代目奥田隆司社長に禅譲したが、翌年に片山氏がクーデターを起こし、社内は大混乱に陥る。 しかし本書によると真の背景はソニーや松下に対する長年のコンプレックスと、シャープを世界企業に育てた2代目社長家との入り組ん…

鴻海のゴウ会長(左)は旧経営陣を嫌っている

泥舟脱出で悠々自適 シャープ歴代社長の再就職先と巨額収入


そして今回の危機も、この企業体質に端を発する問題なのです」 ゴウ会長が蛇蝎のごとく嫌った歴代経営陣とは、町田勝彦、片山幹雄、奥田隆司の3氏とされる。 「会長は特に自ら鴻海との提携交渉を提案してきた町田氏と、そのイエスマンの片山氏には思うところがあるようです」(経済誌記者) では、この2人は経営者だった当時、どれくらいの役員報酬を受け取っていたのか? 10年度の役員報酬を見ると、会長の町田氏は1億…

後がない(高橋社長)

シャープ意外にも「軍需産業」と密接な関係だった


当時の社長は、液晶のエース、片山幹雄氏(58、現日本電産副会長)だった。片山氏の前任社長だった町田勝彦氏(72)とのタッグで液晶王国を築いた。だが、リーマン・ショックの影響もあり、11年度に3800億円を超す巨額最終赤字に転落。その後は、ご存じの通り迷走続きだ。ようやく明確な道筋が見えてくるのだろうか。…

シャープの高橋興三社長

【シャープ】高橋社長は年明け早々辞任の見通し


同年4月に片山幹雄社長が引責辞任し、後任に末席に近い奥田隆司常務が就いたものの、わずか1年で退任。13年6月に高橋氏が副社長から昇格した。 が、高橋社長は、製造業のことが分からない銀行の操り人形で、しかも自分の同期や仲良しで周囲を固める役員人事をした結果、危機の最中なのに内紛が起こった。この結果、業績は一向に回復せず、10月30日に発表した2016年3月期決算の通期見通しは、売上比率の最も高い液…

最後のカードを切ったシャープの高橋社長(右)

99%減資のシャープ 中小企業化の先に待つ「身売り」と「解体」


パナソニックに吸収され、結局は消滅同然となった三洋電機を彷彿させる再建案です」 市場では、出資先としてパナソニックやキヤノン、台湾の鴻海、さらにシャープ元社長の片山幹雄氏が転じた日本電産などの社名が取り沙汰されている。 「シャープ倒産はアベノミクスを台無しにするという政府サイドの意向も働いているでしょう。経産省も動いているともっぱらです。どんな手を使っても倒産だけは避けるという市場原理を無視した…

32人抜きの三井物産・安永竜夫執行役員/(C)日刊ゲンダイ

三井物産もホンダも…社長人事「成功する抜擢、しない抜擢」


シャープでは当時49歳の片山幹雄氏が最年少役員から社長に抜擢されたが、その後、経営危機を招き引責辞任している。 どんな抜擢人事ならうまくいくのか。 「成功するカギは、実力者が会長などとして会社に残り、新社長を全面的にバックアップするかどうかです。抜擢されても、先輩役員に面従腹背されたら新社長は舵を取れない。先輩役員が協力するように実力者が睨みをきかす必要があります。ただし、実力者は絶対に院政を敷…

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