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夏目漱石特集

漱石役の長谷川博己と妻役の尾野真千子

ドラマ「夏目漱石の妻」 メリハリ芝居で素顔の文豪を造成


夏目漱石が亡くなったのは1916(大正5)年のこと。今年は没後100年となる。NHK土曜ドラマ「夏目漱石の妻」は、まさに妻・鏡子を軸にして描く夫婦物語だ。脚本はベテランの池端俊策。原作は鏡子の語りを筆録した「漱石の思い出」(文春文庫)である。 漱石を演じるのは、映画「進撃の巨人」「シン・ゴジラ」など話題作が続く長谷川博己だ。英国留学で顕在化した神経症や、小説家への夢を封印して英語教師として過ごす…

イラスト・児玉泉

猫と小説で神経衰弱から快癒した夏目漱石


処女作が大ヒットといえば思い出すのが、明治の文豪・夏目漱石(1867~1916)です。漱石は神経衰弱を患い、小説を執筆することでこの病気を治したといわれています。 漱石は東京帝国大学英文科を卒業し、愛媛の松山中学(現・松山東高校)や熊本の第五高校(現・熊本大学の前身)の教師を経験したのち、33歳で英国留学を経験しました。ところがこの留学により、漱石は孤独と勉強の重圧から、精神的に追い詰められま…

世界の名著ダイジェスト版特集


(祥伝社 1500円+税) 夏目漱石の「坊っちゃん」や尾崎紅葉の「金色夜叉」、小林多喜二の「蟹工船」など、学生時代に教科書で少しだけかじった名作を、10ページ程度の漫画にまとめた本書。 文学作品は、だいたいのあらすじは知っていても、しっかりとは読んでいないために結末が分からないという作品も多い。本書では、椅子の魅力に取りつかれた男の最後に驚かされる江戸川乱歩の「人間椅子」、アニメのラストシーンで…

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物語人生論「心の力」が話題 姜尚中氏に聞く


夏目漱石の「こころ」と、ドイツの文豪トーマス・マンの「魔の山」という100年前に書かれた東西のふたつの書から、今の時代を生きるためのヒントを引き出した本書「心の力」(集英社 720円)を上梓した姜尚中氏に話を聞いた。 ■凡庸な人間の中にこそある「心を太く育てる力」 題材となっている夏目漱石の「こころ」が刊行されたのは、第1次世界大戦勃発の年(1914年)。一方のトーマス・マンの「魔の山」は物語自…

作家でありながら現役バスガイドも続ける花房観音さん

作家・花房観音さん 20代後半に出会った団鬼六作品との縁


「作家になってから谷崎潤一郎や夏目漱石、三島由紀夫など近現代文学をよく読むようになりました。それらや、源氏、平家、今昔、宇治拾遺の古典には文学の基礎がありますからね。先般、名作を本歌取りした官能短編集『花びらめくり』(新潮文庫)を出版しました。タイトルを見てもらうと分かりますが、『卍』から『卍の女』を、『それから』から『それからのこと』を『仮面の告白』から『仮面の記憶』などです。名作から漂うエ…

誰もが抱える「死」という人生の〆切


夏目漱石、川端康成、吉行淳之介、星新一、村上春樹、長谷川町子、岡崎京子……。この本には、明治から現在にいたる90人の名だたる書き手が、それぞれの「〆切との格闘」を描いたエッセーや手紙、マンガなどが収められています。 〆切は、作家や漫画家にとって、もっとも身近で切実な問題。どれもリアリティーと真剣味と躍動感にあふれた名文(名作)ばかりです。島崎藤村は、パリから編集部に宛てたはがきに「甚だ面目なき…

ピンクのエプロンでお出迎え(伊予灘ものがたり)

櫻井寛氏が選ぶ 一度は乗ってほしい「観光列車」ベスト7


松山ゆかりの夏目漱石「坊っちゃん」をイメージし、クルーが“マドンナ”に扮している。 「ピンクのエプロン姿で、坊っちゃん団子などを運んでくれます。デザイナーは入ってなくてJR四国の社員が企画している分、愛情もこもっています。座席は海側が低く、山側は高く設計している。途中、タヌキが出ることで知られる五郎駅(通過駅)があり、駅長さんが、タヌキの着ぐるみ姿で手を振ってくれるんですよ」 ビューポイントは下…

恋の悩みにもアドバイス…AI(人工知能)ついにここまで


暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい」という夏目漱石の名言まで添えられていた。 恋愛の酸いも甘いも知り尽くしたアラフィフ記者も冗談半分に投稿してみた。「別れ話の切り出し方」とのタイトルで、上司の奥さんとの不倫関係について書き込んだ。だが、待っても待ってもAIは無反応。別のユーザーから「自業自得」などと非難の嵐は来たが、ついにAIからの回答はなかった。 どう…

議員生活35年間すべてを手帳に残していた

元副総裁・山崎拓氏が苦言 「今の自民は猿山の猿と同じ」


夏目漱石が言った「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ」を地で行く3人でしたね。智の加藤、情の山崎、意地の小泉という三様です。 ――YKKの中で早くから首相候補と目されていた加藤氏と山崎氏は首相になれず、異端の小泉氏だけが首相になった。加藤の乱の失敗が、小泉政権を生んだと分析していますね。 加藤の乱の失敗直後、恒例の私の誕生パーティーがありました。そこに、呼んでもいないの…

俳優の加藤頼(左)と加藤剛

役者の道ためらう加藤頼の背中を押した父・加藤剛の一言


俳優座で“わが愛3部作”と呼んでいる山本有三の「波」と夏目漱石の「門」「心」は父の代表作ですが、その時は紀伊国屋ホールを1カ月借り切って一挙にやったんです。僕は父と出られるという楽しさだけでやっていた記憶があります。 ■「役者にはならない方がいい」と言われ 役者になるかどうかは迷いました。20歳くらいの時に「どういう仕事をやっていこうと思っているんだ」と聞かれ、役者に興味があったので素直に言いた…

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