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高村光太郎特集

「映画『高村光太郎』を提案します」福井次郎著


彫刻家、詩人の高村光太郎は、妻の智恵子をうたった詩集「智恵子抄」で知られ、2回映画化されているが、光太郎個人を映画化したものはない。光太郎には智恵子との関係、戦争詩を書いたことを懺悔した転向問題など、いくつかの謎がある。恋人だった智恵子には親の決めた婚約者がいたため、2人の恋は大きなスキャンダルとなった。当時の光太郎の智恵子への気持ちを読み解くカギになるのが「狂奔する牛」という詩だ。もし、光太郎…

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連載10052回 戦前 戦中の短い記憶


その作詞者が高村光太郎ではないか、という指摘である。 戦前、戦中に私たちが愛唱した歌には、高名な詩人、文学者の作品が数多くあった。単なる宣伝コピーでなく、ある意味での文学性がそなわっていたからこその大ヒットだろう。 また、才能ある作曲家は、ほとんどといっていいくらいに総動員されている。 古関裕而、佐佐木信綱、信時潔、古賀政男、西條八十、高木東六、中山晋平、北原白秋、服部良一、大木惇夫、山田耕筰、…

散策にもってこい(下はちひろ美術館)

全長約50キロ 19の美術館を結ぶ「安曇野アートライン」


親交の深かった高村光太郎の作品もある。 松川村の「ちひろ美術館」は特に有名だ。絵本作家・いわさきちひろの作品を展示する美術館で、両親が戦後に松川村で暮らした縁がある。美術館の周りは広い公園で、格好の散策スポット。日帰り入浴施設も隣接する。 これだけの数の美術館が一地域に集まるのは世界的にも珍しいそうだが、安曇野の自然自体がすでに“アート”。秋は紅葉の赤、冬は雪景色の白、フロントガラス越しに見える…

浅草通になれる本特集


もっとも学生らの関心は参道の歴史より人形焼き、高村光太郎を語ろうと牛鍋屋前にたたずめば「お腹すいてきました」という反応しか返ってこないのだが……。 本書を片手に、浅草の「大衆」に合いに出かけみては? 江戸前ずし5代目、「駒形どぜう」6代目、宮内庁御用達の神輿店7代目など、登場するのは浅草で長年のれんを守ってきた旦那衆9人。同じく老舗すき焼き店の若旦那が聞き手となり浅草今昔物語が語られる。「観音さ…

「山に遊ぶ 山を想う」正津勉著


群馬県の赤城山の章では、萩原朔太郎の「月に吠える」「蝶を夢む」「青猫」や、高村光太郎の「明星」、さらに草野心平や金子光晴の名も登場。自らの山行きを悠久の時を超えた先人の言葉と重ね合わせながら、より深く楽しんでいる姿が何とも味わい深い。 (茗渓堂 1800円)…

伊藤たかみ氏/(C)日刊ゲンダイ

“喪失”との向き合い方を描いた 芥川賞作家・伊藤たかみ氏に聞く


「実は、高村光太郎の『智恵子抄』から着想を得たんです。光太郎が智恵子亡きあと、彼女が作っておいた梅酒を飲みながら妻を思うという詩があって。でも、梅酒ならつぎ足しながらそばに置いておけるけれど、おかずは食べたら完全に消滅してしまいますよね。そういう形見をどうするべきか、そして自分だったらどうするだろうと考えました」 太一は、ゆずこのおかずを食べる“お母さんごはんの日”をやろうという息子の提案を受…

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