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松本幸四郎特集

10年にはジョン・F・ケネディー・センター芸術金賞を受賞した

罵声と灰皿と胃薬と 蜷川幸雄さん“強烈演出”の裏に深い愛


一つの革命を起こした人でした」 演劇界の“鬼”をこう偲んだのは松本幸四郎(73)。演出家の蜷川幸雄氏が12日、肺炎による多臓器不全のため都内の病院で亡くなった。享年80。現代劇からシェークスピア、ギリシャ悲劇など海外の古典まで多岐にわたる作品を演出。海外でも高く評価され「世界のニナガワ」と呼ばれた希代の演出家が泉下の人となった。 俳優を「バカ!」「マヌケ!」と激しく怒鳴りまくる、灰皿を投げつける…

中村橋之助改め、八代目中村芝翫(右端)

不倫騒動の中村芝翫 “ねじれ襲名”で舞台の上でも前途多難


今月と12月は松本幸四郎と中村梅玉、11月は尾上菊五郎と中村吉右衛門が主演。「忠臣蔵」は長い芝居で、全部で11段あり、歌舞伎座で上演される場合、昼の部と夜の部を通しても、省かれる段がある。今回の国立劇場は、すべての段を完全上演するのが売り物で、3つのパートに分けて毎月異なる段が上演される。なかには30年ぶりに上演される段もあり、次にやるのはまた数十年後かもしれないので見逃せない。偶然にも今月は、…

語り・中村芝雀(左)と聞き手・吉川潮

「若女形」をお家芸とする芝雀が襲名披露で演じるのは…


松本幸四郎、市川染五郎が「高麗屋」、中村吉右衛門が「播磨屋」、坂田藤十郎が「山城屋」、片岡仁左衛門が「松嶋屋」、市川海老蔵が「成田屋」、坂東玉三郎が「大和屋」、中村勘九郎、七之助が「中村屋」、澤村田之助が「紀伊国屋」。歌舞伎座で「中村屋!」「紀伊国屋!」と続いて声が掛かったら、屋号を知らない人が「どうして新宿のカレー屋と書店の名前を言うのか」と尋ねたという笑い話が残っている。 そして、中村芝雀は…

坂東三津五郎

“名コンビ”故・三津五郎とはプライベートでも親友で…


母の晃子は7代目松本幸四郎の長女で、きょうだいに11代目団十郎、8代目幸四郎(後の松本白鸚)、2代目尾上松緑がいる。従って、当代の幸四郎と中村吉右衛門、12代目団十郎(平成25年没)、尾上辰之助(昭和62年没)は芝雀といとこに当たる。染五郎、市川海老蔵、当代松緑はいとこの子供だから親戚関係だ。 芝雀は「伯父さん方からたくさんのことを教えていただきました」と語る。まず「勧進帳」で11代目団十郎が…

右から芝雀、父の雀右衛門、兄の友右衛門

まだ父の芸をなぞるので精いっぱいです


そして後々、先代も良かったけれど、5代目もいいねと言われるようになればいい」 心強いことに、「鎌倉三代記」には中村吉右衛門と尾上菊五郎が、「金閣寺」には松本幸四郎、片岡仁左衛門、坂田藤十郎といった人間国宝級の大物が脇を固めてくれる。さらに夜の部の口上では幹部俳優が総出で祝ってくれる。他の狂言にも中村梅玉、中村時蔵、中村橋之助、尾上松緑、中村鴈治郎、尾上菊之助、中村勘九郎など人気役者が多数出演する…

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三田寛子 歌舞伎界のホープ橋之助と結婚


司会のNHKの山川静夫アナにマイクを向けられた松本幸四郎が「ああしろう、こうしろうといわず2人で仲良く」と言えば、尾上菊五郎が「2人とも互いのいうことをよくきくごろう」と返すなど大盛り上がりだった。 当初、「梨園の妻」が務まるかと危惧された三田だったが、本人の努力もあって、結婚生活は順調そのもの。引退しないまま、仕事をセーブして橋之助を支えた。跡継ぎとなる息子も3人生み育て、橋之助に不倫疑惑が持…

懐かしい面々がズラリ(右、本人提供)/(C)日刊ゲンダイ

元天才子役・水野哲さん ラーメン店経てカムバックの軌跡


3歳で劇団若草に入団した水野さんは、その年に松本幸四郎(当時は市川染五郎)、那智わたるが主演し、故中村勘三郎(同・中村勘九郎)にとって初のミュージカルだった「王様と私」で俳優デビュー。以来、プロデューサーの石井ふく子に可愛がられて東芝日曜劇場の常連になるなど、「高校受験の準備のために仕事をセーブした中学3年の前半まで、学校とスタジオを往復する毎日だった」。 “名子役”“天才子役”と呼ばれたのは言…

転落事故も乗り越えた(12年10月)/(C)日刊ゲンダイ

市川染五郎 写真誌のスクープで降ってわいた隠し子騒動


■1997年7月 松本幸四郎の息子で8歳で染五郎を襲名した梨園のプリンス、市川染五郎。女優の松本紀保の弟で、松たか子の兄としても知られる人気役者だが、97年7月、隠し子騒動が発覚した。 「歌舞伎界でも知る人はほとんどいませんが、染五郎さんには隠し子がいるんです」「かつて舞台で知り合った女優さんだったと伺っています」という舞台関係者の証言をもとに写真誌が取材を進めて、関西に住む母娘を突き止めた。 …

中村吉右衛門と尾上菊五郎/(C)日刊ゲンダイ

駐車場代“自腹”…過去最高益の松竹に歌舞伎役者の恨み節


歌舞伎座新開場の直前に勘三郎、団十郎という千両役者が亡くなったため、他の看板役者の負担が大きくなるのは仕方がない面もありますが、高齢化も進んでいるし、このままでは体を壊す役者が続出する」 ■地下駐車場も“自腹” たしかに、重鎮クラスの人気役者でいえば当代の尾上菊五郎は71歳、中村吉右衛門は69歳、松本幸四郎は71歳、坂東玉三郎は63歳。 体力よりも気力で舞台を務めているといっていいだろう。 「吉…

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