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今村昌平特集

恍惚の表情を浮かべる

「復讐するは我にあり」(79年) 倍賞美津子が胸揉まれて


今村昌平監督による本作は、濡れ場も映画も骨の髄にガツンとくるストロングスタイル。昭和の良き時代の作品だ。 主演の緒形拳がキレッキレの演技で凶悪犯を演じ、その妻を倍賞美津子、主人公の父親は三国連太郎というレジェンドがぶつかり合った一本。1963年の最初の殺人を機に、5人を殺害した西口彰の逃亡劇を題材としたストーリーだ。 全編を通して大量の濡れ場が描かれる中でも、後世に語り継がれるであろうシーンがあ…

女優としても高く評価された

“ラテンの女王”坂本スミ子さん 保育園の園長として奮闘中


主役の老婆を演じた今村昌平監督の「楢山節考」は1983年のカンヌ映画祭で最高賞を受賞。坂本さんの演技も高く評価された。しかし、最近はとんとあの歌声を聞かないし、姿も見ない。今どうしているのか――。 ■夫の後を引き継ぎ保育園の園長に 「ここ、聖母幼愛園(保育園)は2年前に亡くなった主人(医師で、都内の石井クリニック院長だった石井禮次郎さん)のお父さま、石井辰夫弁護士が私財をなげうち、カトリックの教…

石井光太氏(左)と二木啓孝氏

ゲスト石井光太さん嗅覚を武器に風景の描写で作品を組み立てていきます


これは何と言っても今村昌平監督ですね。大きな影響を受けました。あと、作家には感覚が必要です。たとえば、開高さんは耳、音の描写。辺見さんは味、味覚ですね。僕は耳と味はかなわないけれど、鼻ならかなう。で、匂いで風景を描写したいと思った。それぞれの分野、分野で圧倒された人たちがいて、それを意識しながら、影響を受けているという感じがしますね。 二木 若いころからアジア諸国を回られて貧困や差別をテーマにし…

食品サンプルを「食べてみたい」と眺めたことも

俳優・長谷川初範が語る貧乏時代「4畳半に倒産した父が」


そこで20歳で上京、今村昌平監督が作った横浜放送映画専門学院(現日本映画大学)に入学し、演出家から俳優へ志望も変えました。 最初の1年弱は横浜の星川にあった寮の2段ベッドで寝起き。全日空の社員寮の借り上げで夕食もついていて悪くなかったけど、映画や演劇を見に行くと夕食の時間に間に合わない。外食するおカネもないから、映画や演劇を見た時は夕食抜きになり命がけです(笑い)。だから、駄作だと胃にしみるくら…

「イタイ子だったんです!」by 麻生久美子


出世作となった今村昌平監督の「カンゾー先生」ではそんな自然児の度胸が生かされている。全裸で海を泳ぐヌードシーンに挑戦した麻生。前張りはしていたが、すぐに水圧で取れてしまう。 「どんなにちゃんと張っても取れるから、もういいやと思って後半は開き直って普通に全裸で立ち泳ぎをしていました」(太田出版「hon・nin」Vol3=07年6月7日発売) そして今村の勧めに従い、当時あまりいなかったテレビドラ…

今村昌平監督

コケたらやめると辞表を叩きつけた「うなぎ」の受賞


10年、いや100年先を見据えてつくってるんだ」 今村昌平監督はカンヌの高台にあるレストランで、世界のマスコミ相手に一席ぶっていました。実に威風堂々として、口うるさい記者たちも黙って聞き入っている。そして日本の映画会社の者として、彼らの目が僕に向けられました。かつて「楢山節考」でパルムドールを受賞した71歳になる巨匠に対して、おまえらはそんな扱いをしているのか、という揶揄を込めて。 このとき、コ…

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必見作多数 故・加藤武さんは「映画俳優」としても一流だった


代表作がすぐに浮かばなかったからかもしれないが、金田一シリーズの「よーし、わかった」という名セリフや、黒沢明監督、今村昌平監督作品などでの名脇役としても知られている。 そんな中で強烈な役柄といえば、「仁義なき戦い」シリーズの「代理戦争」(73年)の加藤。 金子信雄演じる山守親分にいびられ、不格好に泣き出すシーンなど、その情けない感じが天下一品。こわもての加藤がとてもしょぼい感じを出したので、逆に…

「2つ目の窓」のワンシーン/(C)2014“FUTATSUME NO MADO”JFP, CDC, ARTE FC, LM.

パルムドール候補作主演 吉永淳に「ポスト尾野真千子」の声


パルムドール獲得となれば、日本映画では今村昌平監督の「うなぎ」以来、17年ぶりの快挙だ。 鹿児島・奄美大島を舞台に若者の初恋と成長を描く青春ストーリー。俳優の村上淳(40)と歌手のUA(42)の長男・村上虹郎(17)の俳優デビュー作としても注目を集めているが、もう一人、虹郎とダブル主演を張る若手女優の体当たりの演技が光りまくっている。 ■「日本を代表する女優になる」 吉永淳、21歳。ほぼ無名だが…

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