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開高健特集

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連載10009回 六〇年代をふり返る


1月、『夜の斧』を「別冊文芸春秋」に、『涙の河をふり返れ』を「オール読物」、ロープシン「蒼ざめた馬」の書評を「日本読書新聞」に、「週刊読書人」では開高健との対談『白夜の季節の思想と行動』、「中央公論」の『男だけの世界』の連載が始まったのも、この頃である。はじめての歴史小説『朱鷺』が「婦人画報」に連載を開始したのはこの年の春だった。 68年も激動の年だった。夏にパリで大きな事件があり、「パリ五月革…

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軽い食感はスナック感覚 夏の疲労には昆虫グルメのススメ


「虫、食べに行きません?」と、開高健ノンフィクション賞作家の黒川祥子さんから電話があったのは8月末。 昆虫食を取り上げた本を読み、「食べずにどうこう言うのは間違えている」と思ったのだとか。2人だと“逃げ場”がなさそうだと、虫うんぬんを伝えずに、さらに仲間を2人誘った。 向かったのは、「虫がうまい」と食べログで評価が高いミャンマー・シャン族の料理店「ノング インレイ」(東京・高田馬場)。狙っていた…

石井光太氏(左)と二木啓孝氏

ゲスト石井光太さん嗅覚を武器に風景の描写で作品を組み立てていきます


その後、辺見庸、沢木耕太郎、開高健といった作家の作品を読み、その物語性、作家性が現実と相まったときの相乗効果に圧倒されました。ノンフィクションで文学をやっていいんだ。現実を舞台に文学をやるという形であれば、自分が一番やりたいことができるんじゃないか、と思ったのがきっかけですね。 二木 石井さんの本を読んで、辺見さんに似ているな、と思いました。感情を出さず、淡々と描写が進んでいきます。これまでに、…

「五色の虹」三浦英之著


第13回開高健ノンフィクション賞受賞作品。(集英社 1700円+税)…

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老後を考える本特集


フィリピン女性を追いかけて日本脱出したものの、英語もタガログ語もできず無一文となった困窮邦人を取材、開高健賞を受賞した著者が、今回はフィリピン移住に人生を懸けた人々を追う。 19歳の妻と1歳の息子とスラムで芋の葉を食べて暮らす元大手企業サラリーマン、ゴミ屋敷で暮らしていた母をセブ島に住まわせる娘、90歳の認知症の母をフィリピン人メイドと介護する夫婦、孤立死を選んだ元高校英語教師など、国境を越えて…

下川裕治さん

下川裕治さん(旅行作家)


むさぼるように開高健を立て続けに読んだ時期もあれば、「全部読み切るんだ」と誓ってグレアム・グリーンを読みふけった時期もあります。ふらりと立ち寄った古本屋で買った歴史小説もある。自分が読みたくて読んだ本が並んでいるのが、机の後ろの本棚です。 本棚って、一人遊びするには最高ですよ。いろいろな時代の空気感に触れながら、いつまでも楽しんでいられる。昔の本棚は、自分が読みたくて読んだ本が詰まっているから好…

「秘島図鑑」清水浩史著


他にも、大海原に99メートルの鉛筆状の岩がそびえ、作家の開高健が「水平線上の感嘆符」と表現した「孀婦岩」など、見ているうちにどんどん行きたくなってくるから始末が悪い。 極めつきに、日本の有人最南端の波照間島のさらに南にあるといわれている伝説の「南波照間島」や、かつては地図にものっていたという「中ノ鳥島」など、現存しない幻の島まで登場する。 「本籍を秘島に変更する」など、遠い島々を身近に感じるため…

写真はイメージ

ガチで婚活始めた女性ジャーナリストが見た「中年婚活事情」


昨年、「開高健ノンフィクション大賞」を受賞した気鋭のジャーナリスト、黒川祥子氏は現在55歳。バツ2の彼女は、女手ひとつで息子2人を育ててきた。下の息子が大学に入り、手が離れた今、猛烈に欲しいのは「一緒に過ごし、支えてくれる特別な男性。ロマンス」だという。 そこで始めたのが「ガチの婚活」だ。「38歳の離婚以来、男ナシ歴を毎年更新。ここ3年は“事故”すらない」という自分を奮い立たせ、バツイチ再婚活パ…

「たんときれいに召し上がれ」津原泰水編


開高健著「中年男のシックな自炊生活とは」) その他、尾崎翠、筒井康隆、北大路魯山人などの小説、エッセーなど“食”にまつわる36編を収録。 (芸術新聞社 2900円+税)…

「チャーシュー弁麺」(右上)がお気に入り

料理が特技のグッチ裕三が30年来通い続ける広東料理店「慶楽」


飲食店が軒を連ねるガード沿いの一角にあり、かつて池波正太郎、吉行淳之介、開高健など多くの文豪が通ったことでも知られる名店だ。 現在は2代目店主が店を切り盛り。長年にわたり食通を魅了してきた最大の理由は先代から引き継いできた“本場の味”にある。 「中国南部に位置する広東地方の料理は油が少なく、あっさりしているのが特徴。濃い味付けはせず、ただシンプルに素材のうま味を生かす、それが広東料理の何よりの魅…

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