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沢木耕特集

作家・沢木耕太郎氏

伝説の人 作家・沢木耕太郎氏は胸襟を開かせる達人だった


7月19日から草月ホールではじまる、中井貴一さん、宮本信子さん出演の「檀」は、沢木耕太郎さんの原作です。沢木さんとは、2014年の春、ドキュメンタリー企画の了解を得るために初めて連絡をとりました。 沢木さんといえば、「テロルの決算」「一瞬の夏」、そして「深夜特急」などノンフィクション作家として次々ヒットを飛ばし、私たち世代にとってはスーパーヒーロー。 しかも、就職した銀行に初日で辞表を出し、以来…

「流星ひとつ」沢木耕太郎著


沢木耕太郎31歳。藤圭子28歳。藤圭子はその直前に、年末のコンサートを最後に芸能界から引退することを発表していた。突然の引退発表に、その原因を巡ってさまざまな臆説が流れていた。数カ月前に藤から「もうやめようと思うんだ」という言葉を聞いた沢木は、「どうして?」という答えを得るために、秋の一夜、藤が好きだというウオツカトニックを飲みながらホテルのバーで彼女の思い出を引き出していく。 幼い頃の北海道で…

舞台「檀」で共演する中井貴一と宮本信子

初監督作品で勇気くれた 中井貴一の人の心に触れる人間力


7月19日から草月ホールで始まるリーディング劇「檀」の沢木耕太郎さんの役を、中井貴一さんにお願いしました。沢木さんの知性と人間力、スマートで穏やかな語り口を無理なく演じていただける方はそうそういない。しかし「あ、中井貴一さん」と思いつきました。 ■初監督作品では無言の演技 中井さんには、初監督した映画「落下する夕方」(98年)にヒロイン原田知世さんの人生に影を落とす重要な人物として登場していただ…

「波の音が消えるまで」(上・下)沢木耕太郎著


(新潮社 各本体1600円+税)…

7月の舞台「ふたりものがたり~檀」で宮本信子と共演

それぞれの役に魂が入ると面白くなる「やり台本」


原作はノンフィクションライター沢木耕太郎氏の同名小説。「火宅の人」で知られる檀一雄の妻・ヨソ子に1年かけてインタビューした内容をもとに、妻の視点から檀家を映し出したものだ。舞台は原作そのままではなく、「サワキ」に扮する中井が、宮本演じる「ヨソコ」に取材する過程を描く。 「初めて舞台のホンを読ませてもらった時から非常に興味を持ちました。『火宅の人』については語られることが多くても、その裏側で家族…

石井光太氏(左)と二木啓孝氏

ゲスト石井光太さん嗅覚を武器に風景の描写で作品を組み立てていきます


その後、辺見庸、沢木耕太郎、開高健といった作家の作品を読み、その物語性、作家性が現実と相まったときの相乗効果に圧倒されました。ノンフィクションで文学をやっていいんだ。現実を舞台に文学をやるという形であれば、自分が一番やりたいことができるんじゃないか、と思ったのがきっかけですね。 二木 石井さんの本を読んで、辺見さんに似ているな、と思いました。感情を出さず、淡々と描写が進んでいきます。これまでに、…

奥山和由さんにとって読書はリアルを実感すること

奥山和由さん(株式会社KATSU‐do代表取締役会長)


その代わり、『血と骨』みたいに育ってきた環境がいかんともしがたく、吐き出したものは好きだし、沢木耕太郎の『一瞬の夏』のように対象に密着していくもの、自殺した円谷幸吉が残した『○○美味しうございました』という、その人の空気が伝わってくる言葉には感動します」 「最近、思うのは人間のにおいのする犯罪が少なくなったということ。ただの少女趣味で事件を起こし、弁護士にいわれたまま反省文を書く。そんな上っ面を…

「後ろ歩きにすすむ旅」石井ゆかり著


僕たちが旅人だったころ、沢木耕太郎「深夜特急」に影響を受けていない者など皆無だった。あれから20年、それを「読んだ」という学生に会うことが皆無になった。旅物を読まなくなった、という以前に、そもそも旅に出なくなったようだ。 何も若者にかぎらない。僕自身、旅に出なくなって久しくなっていた。出張や旅行ではない、一人旅に……。 そんな元旅人にとって、「後ろ歩きにすすむ旅」というタイトルは、甘い誘惑以外の…

ロックンローラー風にキメた木村みのるさん

GS「オリーブ」の木村みのるさん 今も仙台で生ドラム披露


最後に作家の沢木耕太郎が藤圭子へのインタビューをまとめた著書「流星ひとつ」に、木村さんが藤圭子の恋人だったことをうかがわせるくだりがある。 「本当の関係? 彼女が亡くなった今、とやかく話すのはフェアじゃない、ということにして下さい」…

「ゲルダ」イルメ・シャーバー著、高田ゆみ子訳


巻末に、キャパの実像を追い続けてきた沢木耕太郎による解説「旅するゲルダ」を掲載。(祥伝社 2100円+税)…

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