世界ゴルフ新潮流
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国内開催の欧州ツアーで期待する日本男子プロの「その瞬間」
今年に入って男子ゴルフが活気づいてきた。といっても国内のことではない。2週前の米ツアー「ジェネシス招待」では、松山英樹が6打差を大逆転。アジア勢最多の9勝目をマークした。その前週のDPワールドツアー…
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国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース
今季の国内男子ツアーは、昨年より3試合少ない23試合と激減。1試合減で37試合の女子ツアー上位の様相は今年も変わらない。 その男子ツアーは今、崖っぷちに立たされている。シーズン全23試合とい…
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2021年からルール制定 プロの距離計測器使用はゴルフの本質を否定するか
「これじゃあ、おれたちと変わらないじゃないか」 国内ツアーを観戦しているギャラリーや視聴者からこんな声をよく聞く。男女プロが「距離計測器」を使ってプレーする姿を見てのものだ。 これは世…
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“超絶人気”松山英樹に期待する男気の「恩返し」…国内男子ツアーを救える者は限られている
日本中のゴルフファンの注目を集めたPGAツアー「ZOZO選手権」での松山英樹。首や背中の痛みで2カ月ぶりの実戦は通算5オーバー51位に終わった。 だが、現地へ行くと、改めて松山の人気を実感し…
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国内男子ツアー最高峰の「日本OP」に海外トッププロが見向きもしない理由
国内男子ツアーの最高峰といわれる「日本オープン」(大阪・茨木CC西コース)が来月12日から始まる。 最高権威の大会というのも、「ゴルファー日本一を決める大会」と主催の日本ゴルフ協会(JGA)…
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男子ツアー開幕戦“スポンサー撤退”の信ぴょう性「これ以上続けてもメリットがない」
男子ツアー開幕戦として1993年から続いてきた「東建ホームメイトカップ」(2002年まで東建コーポレーションカップ)が消滅するという仰天ニュースが複数のゴルフ関係者から伝わってきた。 主催の…
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“見るも無残な”結果となった日本勢 ゴルフ界もマスコミも熱烈ファンもプロ選手をスポイルしている
「日本のゴルフ界全体がプロゴルファーをスポイルしている」 その事実が鮮明になったのが先に行われた女子メジャー「全米女子オープン」であり、男子メジャー「全英オープン」だ。 女子メジャーに…
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石川遼も断言、JGTOの生ぬるいピン位置では世界で戦える選手は育たない
「ピン位置の違いが、欧米と日本の実力差に表れる」 これはかつてPGAツアーに挑戦した石川遼の言葉である。この4月に行われたDPワールドツアーとの共催大会「ISPS HANDA欧州・日本どっちが…
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日本男子ツアーに欠けるディベート力と発信力 グローバル化の波に乗り遅れた理由
先月、欧州DPワールドツアーとの初の共催大会「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」がPGM石岡GC(茨城)で行われた。 大会はISPSが特別協賛し、「日本ツアーは国…
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青木功会長vs谷原秀人選手会長のJGTO“内紛”にドン引き…言い争いしている場合か
「おまえは会長になりたいのか?」 「僕は選手ですよ。そんな気持ちは毛頭ありませんよ」 ツアー関係者から漏れてきた青木功会長と谷原秀人選手会長(副会長兼務)との言い争いだ。 谷原は…
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JGTO青木会長「あと1年やらせてもらいます」の舌足らず…“クーデター仕掛け人”は退場、空中分解の男子ゴルフ
「侍ジャパン」が14年ぶり3度目のWBC優勝を遂げて日本中が歓喜に沸いた3月22日。くしくも同じ日に日本ゴルフツアー機構(JGTO)の2023年度総会が都内のホテルで行われた。そこで任期が2024年3…
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蝉川泰果も不発…日本選手が海外で面食らい、スコアメークに苦心する決定的な理由
今年は3月30日開幕となかなか始まらない国内男子ツアーを尻目に、米男子のPGAツアーはすでに6試合を消化。毎週、白熱したゲームが繰り広げられている。 そんな中で、昨年アマチュアで「パナソニッ…
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ツアー低迷の原因は…“ぬるま湯どっぷり”日本男子プロに欠ける世界への「チャレンジ精神」
わが国の男女プロトーナメントは今、オフの真っ最中だが、世界ではすでに熱戦が繰り広げられている。 米男子のPGAツアーはハワイでの2試合が終わった後に、西海岸カリフォルニアに舞台を移して早くも…
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青木功会長から飛び出た驚愕の「何もできない」世界ゴルフ界から取り残される無能さを露呈
思わずわが耳を疑った。 今月、都内ホテルで行われた記者発表の席上のことである。新規大会主催者と一緒に登壇していた日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長がぼそりと呟いた一言だ。 …
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山下美夢有が手に入れた「日本の年間女王タイトル」に一体どれだけの価値があるのか
今季女子ツアーは「伊藤園レディス」優勝の山下美夢有が、最終戦を待たずに年間女王タイトルを決めた。21歳103日での女王達成は、上田桃子の21歳156日(2007年)を更新する最年少女王とマスコミは大…
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スリルなき日本のトーナメントコースへの警鐘 大半の試合でバーディーのバーゲンセール
日本の女子ツアーはプロテストに受かったばかりの若いルーキーが次々と勝ち名乗りを上げている。先週の「マスターズGCレディース」は19歳の川崎春花が15アンダーで優勝。先月の「日本女子プロ選手権」(優勝…
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日本の「ナショナルオープン」お寒い実態…世界中のトッププロはスルー、松山英樹らも欠場
わが国を代表する男女ゴルフ大会が今週の「日本女子オープン選手権」(千葉・紫CCすみれC)であり、来月開催の「日本オープン選手権」(10月20~23日、兵庫・三甲GCジャパンC)だ。 主催の日…
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馬場咲希は生ぬるい国内ツアーでは腕が鈍る! メジャーに勝ちたかったら海外に目を
「この先もずっとここ(米国)でプレーしたい」 女子アマチュアの世界最高峰の舞台「全米女子アマ」で、服部道子以来、37年ぶりに日本選手2人目の優勝を果たした馬場咲希(17)の第一声である。 …
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日本勢はリンクスに立ち向かう技が足りない…全英女子オープンもまた同じ繰り返しか
今年の男子メジャー最終戦「全英オープン」は4日間とも天候に恵まれ、通算20アンダーの大会コース新記録で優勝したキャメロン・スミス(豪州)を筆頭に2ケタアンダーが20選手というバーディーラッシュに沸い…
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メジャー観戦で「日本選手の軟弱さ」を実感 全米OP国内予選でさえ大多数が途中棄権の体たらく
試合形式は同じだが、まったく違うゲームとしか思えない。 イングランドのマシュー・フィッツパトリックがメジャー初優勝を遂げた「全米オープン」と日本ツアーとの比較である。 コースの難度度…