• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「祖国の選択」城戸久枝著

 1939年、満州の開拓団の家庭に生まれた小林栄一は、母を亡くし、父も召集されたため、6歳のときに3歳の弟と2人きりで取り残された。弟と引き離され、7回も中国人の家をたらい回しにされ、人間扱いされず、学校にも行かせてもらえなかった。ひとりで生き抜いた彼を支えたのは、古びた一族の集合写真だった。やがて、成長して日本に帰国した弟が栄一を捜し出し、父親とも再会できた。自分を育ててくれた中国に感謝しつつも、栄一は日本への帰国を決意する。〈中国残留孤児〉の娘である著者が、中国から永住帰国した人々の〈落葉帰根〉の思いに迫るノンフィクション。(新潮社 1400円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    豪雨初動遅れも反省なし…安倍政権が強弁するウソと言い訳

  2. 2

    英紙も警告 2020年の東京五輪は“殺人オリンピック”になる

  3. 3

    検察は動くか アベトモ古屋議員に裏金疑惑が浮上 

  4. 4

    河野外相ツイートが炎上 切望した外遊の中身は“観光”同然

  5. 5

    ロッテは身売り否定も…ZOZO前澤氏が招く“球界再編”第2幕

  6. 6

    太った? 元AKB小嶋陽菜のムッチリ体型にファン容赦なし

  7. 7

    「別に」から完全復活…沢尻エリカは豹変したか猫かぶりか

  8. 8

    婚約発表の平幕勢 賞金ランク4位・比嘉真美子との年収格差

  9. 9

    改元は来年…残るオウム受刑者は「恩赦」の対象になるのか

  10. 10

    雨の降り方が一変…明治以来の土建国家の施策は破綻危機

もっと見る